ニュースの要約
- 日本の1人当たりGDPは、OECDの38カ国中22位と低水準だが、「日本経済が今のままで良いか」について働く人に意見を求めた
- 労働生産性の低さが大きな問題として指摘された一方で、リモートワークの進展など改善の兆しもある
- AI分野で出遅れている日本には、その分野での大きな成長の可能性があると評価された
概要
株式会社イー・ウーマンが運営する「ダイバーシティ円卓会議」では、2月に「日本一人当たりGDP」をテーマに議論が行われた。
議長に経済アナリストの田嶋智太郎氏を迎え、4週間にわたって「日本経済は今のままで良いか」について、働く人々の多様な視点が集まった。最終的には、89%が「良くない」と回答したという。
議論の中では、「意欲ある若い世代が疲弊するのをたくさん見てきた」「労働生産性の低さは大問題」といった指摘が相次いだ。一方で、「のびしろ」として評価されたのが、AI分野などの新興テクノロジー領域だ。
最終的には、「幸福度の高い経済状況をめざす考え方や手法が今は必要」といった意見も出された。
編集部の感想
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日本の生産性の低さは以前から問題視されていますが、若年層の疲弊というのは新しい切り口ですね。人口減少が進む中で、未来の担い手を支えられるよう、政府は真剣に取り組むべきだと思います。
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ダイバーシティ円卓会議の投稿ルール「I statement」は、企業の研修などにも使えそうですね。定型文ではなく、自分の経験を踏まえて意見を述べるのは大切だと感じました。
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AI分野などで出遅れている日本には大きな成長の可能性があるというのは、光明というか希望を感じられる話題だと思います。テクノロジーの活用でGDPを押し上げられるといいですね。
編集部のまとめ
イー・ウーマン:「日本一人当たりGDP、22位のままで良い?」経済アナリストの田嶋智太郎氏と議論についてまとめました
今回のダイバーシティ円卓会議では、日本経済の現状について、働く人の生の声が集まりました。議論を通して浮かび上がったのは、生産性の低さや若手の疲弊といった深刻な課題ばかりではなく、AI分野などのテクノロジー分野でのポテンシャルの高さも指摘されています。
日本経済がこのままではいけないという認識が強く、単に数値目標を追うのではなく、「過程や手法、創意工夫」を重視していく必要がある、という意見も出されました。これからの日本経済を考える上で、働く人々の声を丁寧に聞いていくことの重要性が再確認できた内容だと感じました。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000006921.html














