ニュースの要約
- 土井木工株式会社が、広島県庄原市の里山材を使用した家具の展示会を東京都のMOCTIONで開催
- 家具に刻印されたコードから、専用のWebサイトで木材の原産地を確認できる「TRACEABLE TREE」システムを展示
- 「ナラ枯れ」の問題にも触れ、木材の循環利用によってその被害を防ぐことを提案
概要
土井木工株式会社は、3月13日(木)から3月25日(火)までの期間、東京都新宿区のMOCTIONにて家具の展示会を行います。
今回の展示会では、広島県庄原市の里山から採取したアベマキを素材とした家具を紹介します。
その特徴的な取り組みが「TRACEABLE TREE」です。これは、家具に刻印されたコードを専用のWebサイトに入力することで、その木材の原産地を確認できるシステムです。
今回の展示会では、アベマキを使ったソファベンチやサイドテーブルを展示し、刻印された原産地コードを確認することができます。
また、土井木工は近年問題となっている「ナラ枯れ」に着目しています。日本の広葉樹は多くが「天然林」と位置づけられており、適切な手入れが行われていない森が多数存在しています。
土井木工は、木材を「使う」ことで資源を循環させ、虫害の被害を防ぐサイクルを目指しています。
今回の展示会を通して、木材の原産地を知ることで、日本の森が抱える課題について知ってもらう機会となることを期待しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
TRACEABLE TREE:【土井木工株式会社】 木材の原産地を確認できる「TRACEABLE TREE」を東京都MOCTIONにて展示についてまとめました
今回の土井木工株式会社による「TRACEABLE TREE」の取り組みは、消費者目線で木材の情報を提供することで、持続可能な木材利用への意識を高めることを目的としています。
特に「ナラ枯れ」の問題に触れ、適切な森林管理の必要性を訴えているのは注目に値します。
地域の資源を活用し、木材の循環利用を目指す同社の姿勢は評価できるでしょう。
今後、「TRACEABLE TREE」の活用が広がり、消費者の木材への理解が深まることを期待しています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000106167.html