ニュースの要約
- 2008年から続く「ダブルブッキング」シリーズが新作「ダブルブッキング2nd!」として再び上演される
- 2つの劇場を舞台に、同時進行で一つの物語が紡がれるという大胆な演劇プロジェクト
- 役者たちが劇中で実際に劇場を移動し、観客の想像を掻き立てる
概要
今回、前代未聞の演劇「ダブルブッキング」の完全新作「ダブルブッキング2nd!」が2025年4月5日から開幕します。
本作は、紀伊國屋ホールと新宿シアタートップスの2つの劇場を舞台に、同時進行で一つの物語が紡がれていく大胆な演劇プロジェクトです。両方の劇場を観劇することで、より深く物語が浮かび上がる仕掛けが健在です。
2008年に初演された「ダブルブッキング」は、ひとりの男が秘密裏に2つの劇団をブッキングし、同時に舞台に立とうとする前代未聞の企てが実行されたものでした。今回の新作では、当時の主人公である藤崎竜一が、再び演劇界に風穴を開けるべく、新たなダブルブッキング公演を仕掛けます。
紀伊國屋ホールでは、スマートな印象の演劇ユニット「ジャッカル」が劇中劇「スープストッカーSAM」を上演。一方、新宿シアタートップスでは、アングラ色の濃い劇団「藤雨」が「阿弖流為の秘匿」を上演します。
本作の特徴は、キャストが劇中でリアルに2つの劇場を行き来すること。セリフを繋ぎながら劇場の外に出て、数分後には別の劇場の舞台に現れるのです。観客はその「移動の痕跡」から、もう一方の劇場で何が起きているのかを想像せずにはいられません。見えないものに想像を巡らせるまさに演劇的な体験が待っています。
編集部の感想
編集部のまとめ
ダブルブッキング2nd:2劇場同時上演演劇がふたたび動き出す!についてまとめました
17年の時を経て、「ダブルブッキング」シリーズが待望の新作「ダブルブッキング2nd!」として復活することになりました。前作同様、2つの劇場を舞台に同時進行で描かれる物語は、まさに演劇ファンならではの体験を提供するものです。
キャストコメントからは、本作への意気込みが伝わってきます。劇場を行き来するという前代未聞の演出に挑む役者たちの熱意が、観客の期待を高めるでしょう。特に、シリーズの初期から出演する皆勤キャストのチャーリー若松役の水谷あつしの存在は、長年にわたる「ダブルブッキング」の歴史を感じさせます。
本作は、ファンタジーテイストの劇中劇「スープストッカーSAM」と、アングラな「阿弖流為の秘匿」という、対照的な演目が展開されます。2つの劇場を行き来する中で、両作品の詳細が明らかになっていくのが楽しみですね。
「ダブルブッキング2nd!」は、演劇の「想像力」と「ライブ感」をこれでもかと詰め込んだ意欲作です。2つの劇場を舞台に巻き起こる驚きの展開を、ぜひ体験してみてください。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002979.000012949.html