ニュースの要約
- 色覚特性を持つ人にも見やすいWebサイトを実現するため、「Webサイト色覚シミュレーター by Toolpods」を提供開始
- 本ツールを使えば、自社のWebサイトが色覚特性を持つユーザーにどのように表示されるかを確認できる
- 色覚に配慮したWebサイト設計により、全ての人にとって使いやすいサイトの実現が可能
概要
ニチコマ合同会社は、Webサイトが色覚特性を持つユーザーにどのように見えるかをシミュレーションできる無料ツール「Webサイト色覚シミュレーター by Toolpods」の提供を開始しました。
色覚特性を持つ人は日本国内だけでも約5%存在すると言われています。そのため、Webサイトの配色やデザインが適切でないと、一部のユーザーにとって情報が正しく伝わらない、またはコンテンツを利用できないといった課題が生じる可能性があります。しかし、その問題に気づかず、対策を講じられていないWebサイトがまだまだ多く存在しているのが現状です。
「Webサイト色覚シミュレーター by Toolpods」は、Webサイトや画像が色覚特性を持つユーザーにどのように見えるかをシミュレーションできる無料のWebツールです。赤緑色覚(P型、D型)、青黄色覚(T型)、そして全色盲(A型)といった主要な色覚タイプに対応しており、Webアクセシビリティの向上とユニバーサルデザイン設計に貢献します。
画像をアップロードするだけで、それぞれの色覚タイプでの見え方を瞬時に確認できるため、専門的な知識がなくても手軽に利用できます。難しい操作は一切不要。直感的なインターフェースで、誰でもすぐに使いこなせるでしょう。
編集部の感想
編集部のまとめ
Webサイト色覚シミュレーター:アクセシビリティ、気にしてる?”見える世界”はひとつじゃない。驚きの発見!についてまとめました
今回ニチコマ合同会社が提供を開始したWebサイト色覚シミュレーターは、Webサイトのアクセシビリティ向上に大きく貢献するツールだと感じました。Webサイトの色使いは、ブランディングや訴求力に大きな影響を及ぼしますが、その一方で色覚特性を持つ人にとって見づらい配色だと、情報が正しく伝わらないという課題も生じてしまいます。
本ツールを使えば、自社のWebサイトが色覚特性を持つユーザーにどのように表示されているかを手軽に確認できるため、より多くの人に優しいWebサイトを実現できるでしょう。ただ単に見た目を変えるのではなく、ユーザビリティも向上させる取り組みは、ビジネスの成長にもつながる重要な取り組みだと思います。
今回の発表を機に、Webサイトのアクセシビリティを見直し、より多くの人に使いやすいWebサイトを目指す企業が増えていくことを期待しています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000082360.html