ニュースの要約
- アフリカ・ガーナのスラム街発のアートプロジェクト「BONBO STARS」の初の単独展覧会が東京で開催される
- スラム街の若者たちが制作したアート作品を販売し、収益の一部を彼らに還元する仕組みになっている
- 作品には彼らの成長や変化の過程が感じられ、スラム街の現状を伝える映像や紹介パネルも設置される
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サブカレ概要
アフリカ・ガーナのスラム街「アグボグブロシー」は、世界中の電子廃棄物が集まる”世界最大級の電子機器の墓場”として知られている環境問題の地域です。
そこで活動する美術家・長坂真護は、この地に集まった廃棄物を使ってアートを制作し、その売上を現地での雇用創出やスラム撲滅などの活動に役立てている。その活動のひとつが「BONBO STARSプロジェクト」です。
2019年、長坂が現地に文化施設「MAGO E-WASTE MUSEUM」を建設した際、地元の若者たちが作品制作を手伝い、初めてアートに触れ、夢中になっていきました。長坂はその若者たちの才能に気づき、彼らの作品を世界に届けたい、そしてスラム街からスーパースターを生み出したいという想いからこのプロジェクトがスタートしました。
“BONBO”とは、現地の言葉で「幸福な」「幸あれ」を意味し、彼らの希望の象徴でもあります。BONBO STARSの作品は日本など先進国で販売され、売上の10%が作家本人に還元されます。これまでに200点以上が販売され、収益で家を建てたり学費に充てるなど、彼らは少しずつ自分たちの未来を切り拓いています。残りの収益は現地ギャラリー「MAGO GALLERY Agbogbloshie」の運営や画材購入に活用されています。
本展では、12名のアーティストによる約50点の作品を展示しています。厳しい環境の中でアートと出会い、人生を動かしていった若者たちによる作品群の中には、初期からの歩みが感じられる作品も含まれており、彼らの成長や変化にも触れていただけます。また、アグボグブロシーの現状を伝える映像や、各アーティストの紹介パネルも設置し、アートを通じて社会とのつながりや希望を感じていただける空間を演出しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
BONBO STARS展：スラム街から生まれたアートが東京へ──MAGO CREATION株式会社、初の単独開催についてまとめました
この「BONBO STARS」プロジェクトは、アフリカ・ガーナのスラム街「アグボグブロシー」の若者たちが、廃品を素材に制作したアート作品を販売し、その収益を彼ら自身の生活の改善に役立てている取り組みです。
アートと出会うことで、彼らの人生が大きく変わっていったことが窺えます。今回の東京での単独展示は、そうした彼らの活動を国内外に向けてアピールする良い機会となるでしょう。
アートを通じて社会課題の解決に取り組む企業の姿勢や、アーティストたちの成長の記録にも注目が集まりそうです。この展示を通して、スラム街の過酷な現状とそこから生まれる希望的な芽生えを感じ取ることができるはずです。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000066820.html
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