ニュースの要約
- 日本初のウソ発見器検査と尿検査を導入し、ドーピング検査率100%のナチュラルボディビルディング選手権大会を開催する。
- 関東選手権、全日本選手権において、暫定プロを獲得した選手はポリグラフテストをパスすると正式なWNBFプロになることができる。
- 禁止薬物使用の副作用として脳卒中や心臓発作などで亡くなる人が増えており、ドーピングの使用行為は社会問題へと発展している。
概要
全日本ナチュラルボディビルディング連盟(ANNBBF)は、2025年9月14日(日)に兵庫県神戸市で開催される「第69回全日本ボディビルディング選手権大会」において、出場する選手全員にドーピング検査であるポリグラフテスト(ウソ発見器検査)を義務付けることを発表しました。
関東選手権、全日本選手権において、暫定プロを獲得した選手はポリグラフテストをパスすると正式なWNBFプロになることができます。これはフィットネス業界においても「史上初」の取り組みになります。WNBFプロになると海外で開催されているWNBFのプロ戦に出場することができ、賞金獲得を目指せます。
昨今のボディメイクブームにより、禁止薬物を使用するドーピング行為が蔓延しているため、ANNBBFは今回の取り組みで「スポーツの公正さと選手の命を守る」ことを目的としています。ドーピングには脳卒中や心臓発作などの深刻な健康被害があり、女性の場合は顔のエラや体毛の増加など男性化する副作用もあります。これらの身体的な影響は一度出てしまうと消失せず、二度と元に戻ることはありません。
編集部の感想
編集部のまとめ
ANNBBF：日本初!!100%ドーピング検査!!ボディビル選手権大会開催!!についてまとめました
今回のANNBBFの取り組みは、ドーピングによる健康被害の深刻さを訴え、ナチュラルなボディビル競技の公平性を確保しようとするものです。従来のドーピング検査では不十分だった点を、ウソ発見器検査によって補完することで、真のナチュラル選手を認定するシステムを構築しようとしています。
これまでボディビル業界では、ドーピングが蔓延し、健康被害も深刻化していた状況でした。命に関わる危険性や外見への影響など、ドーピングのリスクを具体的に示すことで、選手や観客の意識改革にもつながるでしょう。
また、関東・全日本選手権で暫定プロを獲得した選手がWNBFプロとして認定される仕組みも注目に値します。国内大会の成績がそのまま世界レベルでの活躍につながる道筋ができたことで、日本のボディビル界の底上げにもつながるかもしれません。
この取り組みの成果を見守るとともに、ドーピング撲滅に向けた他の競技団体の動きにも注目していきたいですね。
