ニュースの要約
- 名古屋市が株式会社クーリエを認知症介護基礎研修の提供事業者として指定し、2025年4月より無料オンライン研修を提供開始
- 名古屋市内の2,000以上の介護サービス事業所の職員が対象で、研修は負担なく受講できる
- 修了後に公式の修了証明書が発行され、人材育成の記録として活用できる
概要
厚生労働省が制度化を進める「認知症介護基礎研修」は、介護業務に従事するすべての職員に受講が義務付けられている国の制度研修です。
全国の自治体が段階的に体制整備を進める中、名古屋市は株式会社クーリエを研修の提供事業者として指定し、2025年4月よりサービス提供を開始しました。名古屋市は、クーリエが指定を受けた全国で15番目の自治体となります。
本サービスでは、名古屋市内の2,000以上の介護サービス事業所を対象に、「認知症介護基礎研修」をスマートフォンやパソコンから受講可能なeラーニング形式で無料提供しています。研修内容は、認知症に関する基礎知識や利用者との接し方、適切な支援のあり方などを網羅しており、介護現場での実践に役立つ内容となっています。
従来は受講料として1人あたり3,000円前後の費用が必要でしたが、クーリエでは受講費を全額無償化し、誰もが負担なく受講できる環境を整備しました。2025年4月末時点での登録者数は約400人に達しており、今後さらに多くの介護職員の受講が見込まれています。
編集部の感想
編集部のまとめ
認知症介護基礎研修:名古屋市より指定を受け、無料提供を開始しました。についてまとめました
今回の取り組みは、高齢化が進む中で喫緊の課題となっている認知症への理解と対応力を持つ人材の育成に大きく貢献するものだと評価できます。特に、介護職員の負担を軽減しつつ質の高い研修を無料で提供するという点は非常に意義深いと言えるでしょう。
これまで複数の自治体から指定を受けてきた株式会社クーリエは、今後も各地域のニーズに合わせた展開を続けていく方針です。名古屋市だけでなく、他の自治体においても同様の取り組みが広がることが期待されます。介護の現場で求められる人材の育成と、サービスの質の向上につながる良い取り組みだと言えます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000015597.html