ニュースの要約
- ホテル客室を活用した新感覚のイマーシブサウンドアトラクションサービスの実証実験を開始
- VTuberやYouTuberなどのIPとのコラボコンテンツ開発により、宿泊・観光体験の付加価値向上を目指す
- 実験期間中にアンケート調査を実施し、今後の改善・サービス開発につなげる
概要
一般社団法人関西イノベーションセンターは、株式会社モッチハックと共同で、ホテル客室を使った新感覚のイマーシブサウンドアトラクションサービスの実証実験を実施しています。
本実証実験では、同社が開発したイマーシブ3Dサウンドソリューション『imavo(TM)』を活用し、宿泊者がスマホとイヤホンだけで、動画やサウンドコンテンツに没入できる体験を提供します。これまでのVODサービスやスマホコンテンツ視聴では味わえない、音の方向・距離・人間の存在感・臨場感が生み出す圧倒的な没入感を体験できるようです。
実験コンテンツとして、怪談師の城谷歩氏による「変な部屋」と題したイマーシブサウンドノベルゲームを用意しており、一般の怪談や謎解き、ホラーファンなどにも幅広く楽しんでもらえる内容です。さらに、訪日外国人観光客向けに英語字幕付きの体験も提供しています。
実証実験は全国約2,300室の提携ホテルで行われ、7月19日から10月末まで実施する予定です。期間中のアンケート調査から得られるデータやフィードバックを活用し、今後の改善・サービス開発に生かす計画です。
また、VTuber、YouTuber、アイドル、ゲームIPなどとのコラボコンテンツ開発にも着手し、宿泊・観光体験の付加価値向上を目指します。最終的には、ホテルが単なる宿泊施設ではなく、IPファンの「推し活」をサポートするイマーシブ体験の「舞台」となり、新たな観光価値を生み出すことを目指しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
ホテルの一室が「あなただけの物語」の舞台に:関西イノベーションセンター、ホテルの個室をユニークな体験スペースに活用についてまとめました
この取り組みは、ホテルの客室をイマーシブなサウンド体験の舞台として活用しようという斬新な試みです。単なる宿泊施設ではなく、VTuberやアイドルなどのIPとコラボすることで、宿泊客に新しい楽しみ方を提供しようとしています。特に、怪談ものなどのコンテンツは、ホラーファンにも訴求力があり、宿泊体験の付加価値を高められそうです。
実証実験期間中にアンケートを実施し、利用者の反応を確認しながら改善を重ねていく点も良いポイントだと思います。最終的には、ホテルそのものが体験型の「舞台」になることを目指しており、今後の展開にも期待が持てそうです。ホテル宿泊が単なる「寝泊まり」ではなく、没入型の体験になるとすれば、観光産業の新しい価値創出につながるかもしれません。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000094621.html