結論:トップウォーとラストウォーはパクリではない【関係性早見表】
トップウォーとラストウォーはパクリではなく、同じ開発ルーツをもつ姉妹作です。よく「どちらかが盗用したのでは」という疑問が見られますが、実際には共通の開発背景をもつ2つの別ゲームであり、外部企業による不正な複製ではありません。
トップウォーは2019年10月にリリースされた「マージ合成型SLG」で、ラストウォーは2023年8月にリリースされた「アクション+戦略ハイブリッド型」ゲームです。トップウォーが約4年先行しており、後発のラストウォーはトップウォーの成功を踏まえた後継プロジェクトに位置づけられます。
トップウォーの累計収益は約11億ドル(約1,600億円)、ラストウォーは20億ドル超(約2,900億円)で、2025年2月時点ではラストウォーが規模において上回っています。両作とも同じSLGジャンルの標準フォーマット(基地建設・領土拡張・英雄育成)を採用しているため、見た目が似ているという誤解が生まれやすいのです。
| 項目 | トップウォー | ラストウォー |
|---|---|---|
| リリース年 | 2019年10月 | 2023年8月 |
| 開発ルーツ | First Fun系列 | First Fun→FUNFLY PTE. LTD. |
| ジャンル | マージ合成型SLG | アクション+SLGハイブリッド |
| 累計収益 | 約11億ドル | 20億ドル超(2025年2月) |
| 広告との乖離度 | 少ない(評価高い) | 誇張広告が多いとの指摘あり |
| 開発状況 | 更新緩やか | 積極的に更新中 |
開発会社・リリース年の違い:2019年のトップウォーが先輩格
トップウォーは2019年10月14日にリリースされ、ラストウォーよりも約4年先行しています。どちらが先かを勘違いするプレイヤーが多い理由は、ラストウォーのほうが2024年時点で収益規模が大きく、広告露出も多いためです。
トップウォーの開発元は北京元趣娯楽(Beijing Yuanqu Entertainment Co., Ltd.)で、中国の企業です。一方、ラストウォーの開発元はFirst Fun HK Limitedで、後にシンガポール法人のFUNFLY PTE. LTD.へ移管されました(2024年2月設立)。どちらもアジア系の開発チームですが、法人としては異なります。
興味深いことに、中国のTencentはトップウォー開発会社に約10.71%の出資を保有しており、資本面でのつながりがあります。両タイトルが基本システムで共通点を持つのは、同じジャンルのSLGが従うべき標準フォーマットを採用しているからであり、一方が他方を盗用したのではなく、ジャンル全体の発展系として捉えるべきです。
トップウォーの約11億ドルの成功があったからこそ、ラストウォーが「SLGの市場性は高い」という判断のもとで企画されたと考えられます。つまり、ラストウォーはトップウォーの実績に学んだ「同じ開発ルーツの後継作」というポジションなのです。

ゲームシステム3項目比較:マージ・アクション・コンテンツ量
トップウォーの最大の特徴は「マージ合成システム」、ラストウォーの最大の特徴は「アクションパート」です。この1点だけで両ゲームの遊び心地は大きく変わります。
トップウォーは同レベルのユニットを重ねるだけで即座にレベルアップでき、待ち時間がほぼゼロです。建物・スキル・ユニット強化のすべてがマージ完結で実現されるため、テンポよくゲームを進められます。これに対してラストウォーは、縦スクロール型のアクションパート(ゾンビを撃つなど)と戦略パートの2つの構成で、初心者向けの設計になっています。ラストウォーのアクション操作は「左右に動かすだけ」という極めてシンプルな仕組みです。
コンテンツ量の面では、ラストウォーが優位性を持ちます。トップウォーは連盟(アライアンス)のPvP領土戦に特化していますが、ラストウォーはゾンビ防衛戦・レイドボス・お宝発掘・スロットなど多彩なコンテンツを搭載しており、イベントの種類も豊富です。長期プレイを想定した設計という点で、ラストウォーの方が足がかりが多いといえます。
| システム項目 | トップウォー | ラストウォー |
|---|---|---|
| マージ合成 | 全要素に適用・待ち時間ほぼゼロ | 限定的 |
| アクションパート | なし | あり(縦スクロール型) |
| コンテンツ種類 | 連盟PvP中心 | レイド・防衛・宝発掘など多彩 |
| 操作の難易度 | やや複雑 | 非常に簡単 |
| アップデート頻度 | 緩やか | 積極的 |
| 対象プレイヤー | SLG経験者向き | 初心者にも向く |
「パクリ」と言われる4つの共通点と誤解の正体
トップウォーとラストウォーに共通点が多いのは、SLGジャンル全体が標準フォーマットをもつためであり、意図的な盗用ではありません。同じジャンルのゲームには似たような機能が多く見られることは、洋楽や映画と同じく、芸術分野では珍しくない現象です。
両作の共通点を挙げると、第1に基地建設+領土拡張+英雄育成というSLG標準フォーマットの採用です。第2に同盟(アライアンス)システムによる多人数協力・PvP戦が両作に搭載されています。第3に、食料・金属・石油などの資源管理の仕組みが類似しており、第4にUIのレイアウトが近いため、広告を並べて見るとプレイヤーが混同してしまいやすいのです。
実は、ビビッドアーミーや戦姫コマンドーといった別の企業が開発したSLGも、同じフォーマットをもっています。これはジャンル全体の文法として定着した仕組みであり、ハリウッド映画が似たような構成(起承転結)を使うのと変わりません。単に「同じジャンルのゲームは似ている」というだけで、盗用を示す根拠にはならないのです。
広告と実際のゲーム内容のギャップ:ラストウォーの注意点
ラストウォーの広告は、実際には存在しないゲームプレイ映像を多用しているとユーザーから指摘されています。これはラストウォーの大きな特徴であり、インストールを検討する際に認識しておくべき重要な違いです。
具体的には、「ゾンビを大量に撃破するアクション」シーンが広告に多く登場しますが、実際のゲームプレイでは戦略パートの比重が大きく、アクションシーンはそれほど多くありません。App Store・Google Playのラストウォーレビューを見ると、「広告と内容が違う」というコメントが散見され、このギャップに不満を持つユーザーが存在することは明らかです。一方、トップウォーは広告と実際のゲーム内容の乖離が少ないとユーザーレビューで評価されており、この点が両作の大きな違いといえます。
ラストウォーの月間収益は2024年1月の3,000万ドルから同年12月の1億3,800万ドルへ急増しており、大規模広告投資の成果で成長しています。インストール前には、公式ストアのスクリーンショットと実際のゲームプレイ動画で、本当のシステムを確認することを強く推奨します。
売上・プレイヤー規模の数字比較:どちらが規模が大きいか
ラストウォーはトップウォーを売上規模で上回り、2024年世界の高収益モバイルゲームTOP5に入る成績を上げています。数字で見ると、経営的な力の入れ方の違いが明確に分かります。
トップウォーの累計収益は約11億ドル(約1,600億円)で、2019年のリリース以来、安定した基盤を築いています。これに対してラストウォーは20億ドル超(2025年2月時点、約2,900億円)の累計収益を達成し、比較的短期間での大成功を遂行しました。2024年の月間収益を見ると、ラストウォーは12月の時点で約1億3,800万ドルに達しており、トップウォーはこの規模を超える月が確認されていません。
地域別では、日本はラストウォーの主要市場で、特に35〜44歳の中堅社会人層がメインユーザーです。ラストウォーの継続率は日本がアメリカに次ぐ2位という統計もあり、日本市場での高い評価を示しています。ラストウォーのリリース月(2023年8月)の収益は約28.7万ドルという控えめな滑り出しでしたが、その後の積極的な広告展開と機能更新により、急激に成長を遂げました。
| 指標 | トップウォー | ラストウォー |
|---|---|---|
| 累計収益 | 約11億ドル | 20億ドル超(2025年2月) |
| 2024年収益ランキング | 圏外 | 世界TOP5入り |
| 月間収益(2024年12月) | 非公開 | 約1億3,800万ドル |
| 主要ユーザー層 | 非公開 | 35〜44歳・日本で高継続率 |
| リリース経過 | 約7年(2019年〜) | 約2年(2023年〜) |
目的別おすすめ:トップウォーとラストウォーどちらを選ぶべきか
マージ合成・待ち時間ゼロ・純粋なSLG体験を求めるなら、トップウォーがおすすめです。建物強化・ユニット育成のすべてを即座に実行できるため、テンポよくゲームを進め、ストレスなくシステムを楽しめます。SLG経験者で戦術的な領土争いに注力したいプレイヤーや、課金圧力が緩いゲームを探している人に適しています。
ゾンビ世界観・アクション要素も楽しみたい初心者なら、ラストウォーが有利です。シンプルな左右操作だけで楽しめるアクションパートがあり、ゲームの多様性が高いため、長期的に飽きづらいコンテンツ設計となっています。また、2024年時点で積極的な開発更新が続いており、今後のアップデートへの期待も高いです。無課金でも序盤を十分に楽しめるという評価もあり、新規プレイヤーのハードルが低いという利点があります。
やりがちなNG:2ゲームを混同したときの3つの失敗パターン
トップウォーとラストウォーを混同すると、複数の失敗パターンが生じます。事前に気をつけるべきポイントを理解しておくことで、不要なトラブルを防げます。
第1のNG「広告を見てDLしたら思っていたゲームと違った」というケースです。解決策は、広告に表示されるゲーム名を必ずApp Storeで確認してからインストールすることです。第2のNGは、トップウォーで身につけたマージ操作の感覚をそのままラストウォーに持ち込み、序盤で混乱するパターンです。両ゲームは操作体系が異なるため、一度リセットして新規タイトルとして学ぶ心構えが必要です。
第3のNGは、「どちらも同じゲームだから」と判断し、同じ攻略法をそのまま適用する失敗です。連盟システムが似ているからといって、ゲーム固有の仕様の違いで損をするケースが実際に報告されています。第4に、両タイトルに課金し、資源・進捗が完全に分断されることを見落とすパターンも注意が必要です。確認すべきポイントは、App Store・Google Playの開発会社名とスクリーンショットをインストール前に必ず見ることです。
よくある質問
Q:トップウォーとラストウォーは同じゲームですか?
A:別ゲームです。開発ルーツが共通なため基本フォーマットで類似していますが、ジャンル・システムともに異なります。トップウォーはマージ合成型、ラストウォーはアクション+SLGハイブリッドという明確な違いがあります。
Q:どちらが先にリリースされましたか?
A:トップウォーが2019年10月、ラストウォーは2023年8月で、約4年トップウォーが先行しています。収益規模がラストウォーに抜かれていますが、リリース時期ではトップウォーが先輩格です。
Q:ラストウォーはトップウォーのパクリですか?
A:同一チームによる後継作に近く、外部企業による盗用とは性質が異なります。共通の開発ルーツをもつ姉妹作としてポジショニングされており、ジャンルの標準フォーマットを共有しているだけです。
Q:ビビッドアーミーや戦姫コマンドーも同じゲームですか?
A:同ジャンルの別タイトルで、別会社製の作品です。SLGジャンルが標準的なゲームシステムをもつため、見た目や機能で類似しているゲームが多く存在するだけで、不正な複製ではありません。
Q:無課金で長く遊べるのはどちら?
A:序盤のマージ即時強化があるトップウォーの評価が高いですが、長期コンテンツ量はラストウォーが多いです。短期の爽快感ならトップウォー、長期の多様性ならラストウォーと分けて考えるとよいでしょう。
Q:両方インストールして使い分けは可能ですか?
A:技術的には可能です。ただし進捗・連盟・課金が完全に別管理になる点を事前に理解しておくことが大切です。時間投資とお金の計画を最初に分けて設計しておくと、後悔が少ないでしょう。
まとめ|トップウォーとラストウォーは別ゲーム・同じ開発ルーツの姉妹作
トップウォーとラストウォーはパクリではなく、共通の開発ルーツをもつ2019年版と2023年版の姉妹作です。ジャンルの標準フォーマットを共有しているため見た目が似ていますが、マージ合成型SLGとアクション+SLGハイブリッドで遊び方は明確に異なります。
収益規模・コンテンツ量はラストウォーが上回り、2024年時点では積極的な開発更新が続いています。一方、SLG純粋型としてのトップウォーの完成度も健在であり、マージシステムの爽快感と即時強化の利便性は、今なお多くのプレイヤーから評価されています。どちらを選ぶかは、あなたが重視する要素(テンポか多様性か)で判断するのが最適です。
関連記事






















