ニュースの要約
- Visual Bankと寺田倉庫が業務提携し、漫画の原画保管とデータベース化を通じた収益機会の創出を目的とした取り組みを開始
- 保管環境の整備や権利許諾と対価還元を伴う収益機会の創出を目指す
- 創造性の保護と活用を支援するサービスを共同で構築していくことを目標としている
概要
本記事では、Visual Bank株式会社と寺田倉庫株式会社が業務提携契約を締結したことが発表されています。
両社の取り組みの背景には、日本を代表する文化資産である漫画やアニメの原画、ネーム原稿の保管に対する社会的関心の高まりがあります。また、デジタル化の進展で一部の創作物が休眠資産となっているという現状の課題に注目しています。
今回の業務提携では、寺田倉庫が原画などの保管に最適な技術や環境を提供し、Visual Bankが権利管理や漫画IP活用支援のノウハウを提供することで、創造物の価値の保護と活用機会の拡張を目指します。具体的には、原画保管からデジタル化、権利許諾と対価還元まで一気通貫で支援するサービスの構築を目標としています。
第一弾として、Visual Bankが寺田倉庫の倉庫業の営業代行をはじめ、漫画家を含む権利者に対して安心・安全で高品質な保管環境を提供していきます。その後、適切な権利許諾と対価還元を伴う収益機会の創出につなげていくことを目指しています。
編集部の感想
- 漫画やアニメなどのコンテンツ保護と活用という課題に対して、両社の強みを活かしたサービス提供が期待できそうですね。
- 原画の保管から権利処理、さらには収益化まで一貫してサポートするのは、クリエイターの負担軽減につながりそうです。
- デジタル化と権利処理の連携により、眠っていた資産の活用が促進されることを期待したいです。
編集部のまとめ
Visual Bank株式会社:寺田倉庫と業務提携契約を締結についてまとめました
今回の業務提携は、Visual BankとDX支援を行う寺田倉庫が協力して、漫画やアニメなどの重要文化資産の保護と活用を目指す取り組みだと言えます。近年、これらの作品の原画やネーム原稿の保管と活用が課題となっていましたが、両社の強みを活かして解決策を提供していくことが期待されます。
具体的には、寺田倉庫の専門的な保管ノウハウと、Visual Bankの権利処理やIP活用支援の実績を組み合わせ、原画の収集・保管からデジタル化、さらには適切な権利処理と収益化までを一貫して支援していきます。これにより、漫画家や作品権利者の負担を軽減し、休眠資産の再活用を促進できると考えられます。
大切な文化資産を守りつつ、新たな価値創造につなげていくという両社の取り組みには大きな可能性を感じます。今後の展開に注目していきたいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000108024.html