ニュースの要約
- 2024年から2025年にかけて放送されるアニメ作品を対象に、独自の「話題度の偏差値」を用いた分析を実施
- 放送前の事前期待と放送中の盛り上がりが、作品の最終評価や注目度に大きな影響を与えることが明らかに
- 適切なタイミングでのプロモーション展開が、アニメの人気を後押しする重要なファクターであると示唆
概要
株式会社ブシロードのグループ分析組織であるアニメデータインサイトラボは、2024年から2025年にかけて放送されるアニメ作品を対象に、独自に算出した「話題度の偏差値」を用いて多角的な分析を行い、その結果を公表しました。
具体的には、『2024年アニメ初回放送週の話題ランキング』、『2024年アニメ放送終了時の話題ランキング』、『2024年アニメの”異常値”ピックアップ』、『2025年冬アニメの事前人気ランキング』の4つの軸で分析を行い、「放送前の事前期待」と「放送中の盛り上がり」が作品の最終評価や注目度にどのように影響するのかを明らかにしています。
この分析からは、2024年は『鬼滅の刃』『推しの子』といった強力な続編IPが依然として高い注目度を維持する一方で、新作作品の中にも『ダンダダン』『怪獣8号』のように後半で評価を伸ばすタイトルが登場するなど、新旧IPが拮抗する展開となったことがわかります。
さらに、2025年冬クールの期待作としては、『Re:ゼロから始める異世界生活』や『SAKAMOTO DAYS』などが高い注目度を集めており、作品本編のクオリティはもちろん、放送中盤に向けた追加プロモーションや音楽施策、SNS展開が作品の評価を左右する重要な要素になると指摘されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
アニメデータインサイトラボ：『2024～2025アニメ ゆく年くる年ランキング』公開…アニメデータから読み解く「放送中」施策の重要性についてまとめました
今回のアニメデータインサイトラボによる分析からは、アニメ作品の人気度を左右する重要な要素が明らかになりました。事前の期待感と放送中の盛り上がりが、最終的な作品評価に大きな影響を与えるという点は特に興味深いですね。
続編IP作品と新作オリジナルアニメが熾烈な競争を繰り広げる中、既存ファン層の取り込みとともに、放送中の追加プロモーションによる新規ファン獲得が不可欠だということが示唆されています。
2025年冬のラインナップについても、多数の話題作が予想されるだけに、アニメ業界関係者も目が離せないでしょう。作品の魅力はもちろん、配信や音楽、SNSなど、さまざまな側面からアプローチしていくことが、アニメを盛り上げていくうえで重要になってくるでしょう。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008310.000014827.html
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