ニュースの要約
- 東海地域大手小売業のバローホールディングス様にて、サプライチェーンにおけるデータ連携基盤「Fujitsu Supply Chain Data Service」が運用を開始
- サプライチェーン全体の最適化を目指し、取引先との受発注データや在庫・物流データを連携・蓄積・活用が可能に
- 富士通の40年以上の実績とノウハウを活かし、業種を超えたデータ連携やクレンジングを通じて、データ活用の精度を向上
概要
富士通は、東海地域でスーパーマーケットを中核に事業を展開するバローホールディングス様に、サプライチェーンにおける様々なデータ連携・蓄積・活用を可能とする「Fujitsu Supply Chain Data Service」を提供しました。
バローホールディングス様は、これまで複数のデータ連携システムを保有していましたが、今回の「Fujitsu Supply Chain Data Service」の導入により、これらを集約することができます。また、受発注業務データだけでなく、取引先を含めた企業間での在庫や物流などのデータも連携・蓄積・活用が可能になります。
富士通は、これまで食品、医薬品、書籍、資材など様々な業種・業界向けのEDIシステムやサービスを提供してきた実績と、政府や業界団体との連携による商流データの標準化活動を活かし、「流通BMS」や各業界のEDIデータを変換・クレンジングすることで、データ活用・分析の精度を向上させています。さらに、取引先との商流・物流データを1,000社以上分データレイクに蓄積するとともに、APIによる活用も可能としています。
今後は、バローホールディングス様のグループ企業への展開を支援し、サプライチェーンの上流にあたる製造業や卸売業とデータを連携することで、リアルタイムな見える化と需要予測、適正在庫の算出など、サプライチェーン全体の最適化に貢献していきます。
編集部の感想
編集部のまとめ
「Fujitsu Supply Chain Data Service」:東海地域大手小売業のバローホールディングス様にて運用開始についてまとめました
今回の発表は、富士通が東海地域のバローホールディングス様にサプライチェーンデータ連携基盤「Fujitsu Supply Chain Data Service」を提供し、運用を開始したというものです。これまでバローホールディングス様は複数のデータ連携システムを保有していましたが、本サービスの導入により、それらを一元管理できるようになりました。また、受発注データだけでなく、在庫や物流などの情報も連携・蓄積・活用できるようになり、サプライチェーン全体の最適化を目指すことができます。
富士通は40年以上の実績を持つEDIサービスの提供実績と、業界団体との連携による標準化活動を活かし、流通業界特有のデータ形式の変換やクレンジングを行うことで、データ活用の精度向上にも貢献しています。さらに取引先データも含めた1,000社以上のデータを蓄積し、APIを通じての活用も可能としています。
今後は、バローホールディングスグループ企業への展開とともに、製造業や卸売業といった上流企業とのデータ連携によりサプライチェーン全体の見える化と最適化に取り組んでいくことが期待されます。富士通の持つ技術力と業界標準化への貢献により、このサービスがサプライチェーンの課題解決に寄与できるのではないでしょうか。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000384.000093942.html