児童向けの読み物として高い人気を誇る「生き残りゲーム ラストサバイバル」シリーズ。手に汗にぎる白熱の展開と、最後まで読む手が止まらないスピード感で、多くの小学生読者をとりこにしてきました。そんなラストサバイバルを語るうえで欠かせないのが、物語を生み出した「作者」の存在です。この記事では、「ラストサバイバル 作者」というキーワードで気になっている方に向けて、シリーズを手がける大久保開さんと、イラストを担当する北野詠一さんのプロフィールや作品の魅力を、わかりやすくまとめてご紹介します。これを読めば、ラストサバイバルの世界がもっと好きになり、読書がさらに楽しくなるはずです。
ラストサバイバルの作者は大久保開さん
「生き残りゲーム ラストサバイバル」シリーズの文章を担当している作者は、大久保開(おおくぼ かい)さんです。集英社みらい文庫から刊行されているこのシリーズは、大久保さんの記念すべきデビュー作でもあります。2017年に第1作『生き残りゲーム ラストサバイバル 最後まで歩けるのはだれだ!?』が世に出て以来、長く読み継がれる人気シリーズへと成長していきました。
大久保さんは、子どもたちが夢中になれる「熱」のある物語を届けたいという思いを大切にしている作家さんです。サバイバルという誰もが心おどるテーマを軸にしながら、ただ手に汗にぎるだけでなく、仲間との友情や家族への思い、そして自分の弱さと向き合う成長の物語をていねいに描いている点が、多くの読者の心をつかんでいます。一人の作者がシリーズを通して物語を紡いでいるからこそ、巻を重ねても登場人物の魅力や世界観がぶれず、安心して読み進められるのも大きな魅力といえるでしょう。
作者・大久保開さんのプロフィール
大久保開さんは、1992年に宮城県で生まれた小説家です。地元・東北の大学である東北芸術工科大学の文芸学科で創作を学び、文章表現の基礎をしっかりと身につけてきました。卒業後は地元の市役所に勤めながら執筆活動を続けていたといわれており、仕事と創作を両立させながら作家としての夢を追いかけてきた、努力家の一面がうかがえます。
大きな転機となったのが、集英社みらい文庫が才能ある書き手を発掘するために行っている「集英社みらい文庫大賞」です。大久保さんは第5回のこの賞で優秀賞を受賞し、作家デビューへの道を切りひらきました。受賞をきっかけにブラッシュアップを重ねて生まれたのが、まさに「ラストサバイバル」シリーズの第1作だったのです。地方で働きながら創作を続け、公募の賞をつかんでプロの作家になったというストーリーは、夢に向かってがんばる子どもたちにとっても大いに励みになる歩みといえるでしょう。
イラストを担当する北野詠一さん
「ラストサバイバル」シリーズのもう一人の立役者が、挿絵(イラスト)を手がける北野詠一(きたの えいいち)さんです。物語の表紙や本文中のさし絵を担当し、文章だけでは伝わりきらない登場人物の表情や、競技の迫力ある場面を、いきいきとしたタッチで描き出しています。
児童向けの読み物にとって、イラストの存在はとても大切です。北野さんが描くキャラクターは、それぞれの性格や感情がひと目で伝わるように工夫されており、読者が物語の世界へすっと入りこめる手助けをしてくれます。ピンチの場面ではハラハラ感を、仲間と力を合わせる場面ではあたたかさを、絵の力でぐっと盛り上げてくれるのです。文章を書く大久保開さんと、絵を描く北野詠一さん。この二人のタッグがそろってこそ、ラストサバイバルならではの読みごたえと臨場感が生まれているのです。
「生き残りゲーム ラストサバイバル」とはどんな物語?
作者の魅力をより深く知るために、シリーズの内容についてもふれておきましょう。「生き残りゲーム ラストサバイバル」は、50人の小学生が集められ、ひとつの競技をとおして最後の一人になるまで戦いぬく大会をえがいた物語です。最後まで勝ち残った優勝者は、どんな願いごとでもかなえてもらえるという、夢のような、そしてどこか緊張感のあるルールが物語のエンジンになっています。
主人公は、小学6年生の桜井リク。リクは事故にあってしまった妹のために、なんとしても優勝をつかみたいという強い思いを胸に大会へ挑みます。「だれかのためにがんばる」という純粋な動機が、リクの行動の原動力となっており、読者は自然と彼を応援したくなります。ライバルや仲間たちもそれぞれに事情や願いを抱えていて、ただの勝ち負けではない、心の物語として描かれているところが、このシリーズの大きな魅力です。
個性ゆたかな登場人物たち
ラストサバイバルが長く愛される理由のひとつが、魅力的な登場人物の多さです。主人公リクを支える仲間として、ツバサやゲンキ、ジュンといった頼れる仲間たちが登場します。さらに、ナギサやシオン、アリス、カレン、そして親友のアイなど、個性ゆたかなキャラクターが物語を彩ります。
それぞれが得意なことや弱点を持ち、ときにぶつかり合い、ときに力を合わせながら困難な競技に立ち向かっていきます。大久保開さんは、登場人物一人ひとりの心の動きをていねいに描くのが得意で、敵だと思っていたキャラクターに思わず共感してしまったり、意外な一面に胸を打たれたりすることもしばしば。だからこそ、巻を読み進めるほど登場人物に愛着がわき、「次はどうなるんだろう」とページをめくる手が止まらなくなるのです。
バラエティ豊かなシリーズ展開
「生き残りゲーム ラストサバイバル」シリーズは、2017年のスタートから着実に巻を重ね、長く続く人気シリーズへと成長してきました。大きな魅力は、毎回さまざまな舞台や競技が用意されている点です。
たとえば、ひたすら歩き続ける体力勝負、教室に最後まで残る心理戦、水を舞台にした競技、険しい山を登るチャレンジ、遊園地を舞台にしたわくわくする大会、学園生活を送りながらのポイント争い、中学校を舞台にした新展開など、毎巻ちがった趣向がこらされています。タイトルにも「サバイバルウォーター」「サバイバルマウンテン」「サバイバル遊園地」「サバイバル中学校」など、思わず読みたくなる言葉が並んでいます。
こうしたバリエーションの豊かさは、作者・大久保開さんのアイデアの引き出しの多さを物語っています。同じ「生き残りをかけた戦い」というテーマでありながら、毎回まったく新しいルールや舞台を考え出し、読者をあきさせない工夫を続けているのです。シリーズを最初から順番に読んでいくと、登場人物の成長や関係の変化も楽しめるので、ぜひ第1作から手に取ってみることをおすすめします。
大久保開さんのその他の作品
大久保開さんは、ラストサバイバルだけでなく、ほかにも子どもたちが夢中になれる作品を生み出しています。代表的なのが「絶滅世界 ブラックイートモンスターズ」シリーズです。こちらも集英社みらい文庫から刊行されており、おそろしいモンスターがあらわれた世界で、子どもたちが知恵と勇気をふりしぼって生き残りをめざすという、スリルあふれる物語になっています。
「サバイバル」や「生き残り」というテーマを軸に、ハラハラドキドキの展開と登場人物の成長を描く――これが大久保開さんの作風の大きな特徴といえるでしょう。ラストサバイバルを楽しんだ読者なら、こうした別シリーズもきっと気に入るはずです。一人の作者の作品を読みくらべてみると、共通する魅力や、それぞれの物語ならではの工夫が見えてきて、読書がいっそう楽しくなります。
作者を知るとラストサバイバルがもっと楽しくなる
作品を楽しむうえで、「だれが書いているのか」を知ることは、物語をより深く味わうためのすてきな入り口になります。大久保開さんが、地元で働きながら夢を追い、公募の賞をつかんでデビューしたこと。子どもたちに「熱」を届けたいという思いで物語を紡いでいること。そして北野詠一さんのイラストが、その世界をさらに魅力的にいろどっていること。こうした背景を知ったうえで読むと、一つひとつの場面に込められた作り手の思いが伝わってきて、読書体験がぐっと豊かになります。
ラストサバイバルを読んで「もっと知りたい」と思った気持ちは、本を好きになる第一歩です。気になった巻からでもかまいませんので、ぜひ作者・大久保開さんと北野詠一さんが作り上げた、熱くて優しいサバイバルの世界を楽しんでみてください。
まとめ
「生き残りゲーム ラストサバイバル」シリーズの作者は、文章を担当する大久保開さんと、イラストを手がける北野詠一さんです。大久保さんは1992年宮城県生まれで、集英社みらい文庫大賞での受賞をきっかけにデビューし、このラストサバイバルが記念すべき第1作となりました。50人の小学生が願いをかけて競い合う熱い物語は、主人公リクの妹を思う気持ちや、個性ゆたかな仲間たちのドラマ、そして毎巻新しくなる舞台設定によって、多くの読者を引きつけてきました。作者の歩みや思いを知ることで、物語はさらに味わい深いものになります。ぜひ気になった一冊から、ラストサバイバルの世界を楽しんでみてください。
ラストサバイバル作者・大久保開さんとは?プロフィールやシリーズの魅力を徹底紹介をまとめました
あらためて整理すると、ラストサバイバルの作者は大久保開さん、イラストは北野詠一さんが担当しています。夢を追い続けてデビューを果たした大久保さんの前向きな歩みと、物語を彩る北野さんのいきいきとしたイラスト。この二人のすばらしいタッグによって、子どもたちに「熱」を届けるラストサバイバルの世界は生み出されています。作者の魅力を知った今、あなたもきっと、もう一度この物語を読み返したくなったのではないでしょうか。お気に入りの一冊を見つけて、わくわくする読書時間をぜひ楽しんでください。
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