「ザ・ゴーストペインター」は、幽霊になってしまった画家を操作し、アトリエや絵の中に隠された絵の具を集めながら最後の一枚を完成させていく、ポイント&クリック形式の探索型アドベンチャーです。制作は六夏氏によるサークル「NUMBER7」で、2022年5月に公開されました。ブラウザ版はGoogle Chromeでの利用が推奨されており、Windows向けのダウンロード版やスマートフォンでも遊べるPWA形式が用意されているため、パソコンでもスマホでも気軽にプレイできるのが嬉しいポイントです。オートセーブ機能も搭載されているので、途中で作業を中断してもまた同じところから再開しやすくなっています。この記事では、これから遊ぶ人にも、途中で行き詰まっている人にも役立つように、ゲームの全体像から進め方のコツ、絵画作りの仕組みまでをまとめて紹介していきます。
ザ・ゴーストペインターとはどんなゲームか
本作の主人公は、すでにこの世を去ってしまった画家です。かつて自分が暮らし、絵を描いていたアトリエに幽霊として舞い戻り、そこに残された未完成の絵を仕上げることを目指します。物語の軸になっているのは「描き遺したかった絵を完成させたい」という画家の強い想いで、プレイヤーはアトリエの中や、飾られている絵画の中を探索しながら、その願いをかなえる手助けをしていくことになります。プレイ時間は1周あたり15分から30分ほどとコンパクトにまとまっており、慣れれば30分から1時間程度で一通りの内容を楽しめるボリューム感です。短時間で完結するからこそ、休憩時間やちょっとした空き時間にも遊びやすく、初めて探索アドベンチャーに触れる人にもおすすめしやすい作品になっています。なお、作中には多少の流血表現や不穏な描写が含まれる場面があるため、対象年齢は12歳以上とされています。苦手な人は雰囲気だけでも事前に把握しておくと安心です。
基本の操作方法と進め方
操作は画面上のオブジェクトをクリックして調べたり、アイテムを組み合わせたりするオーソドックスなポイント&クリック方式です。アトリエ内を隅々までクリックしていくと、絵筆や道具、そして物語のヒントになる要素が見つかります。特徴的なのは、単に物を拾って謎を解くだけでなく「絵を描くことでアイテムを得る」という仕組みが用意されている点です。目についたモチーフを絵として描き起こすことで、それが新しいアイテムや手がかりに変わっていくため、最初のうちは戸惑うかもしれませんが、この法則に気づいてしまえば以降の展開はぐっとスムーズになります。詰まってしまったときは、一度立ち止まって「まだ絵にしていないものはないか」「見た目が変化した場所はないか」を確認してみると突破口が見えてくることが多いです。壁の汚れのような一見背景に溶け込んでいる部分にも、実は拭き取るとヒントが浮かび上がる仕掛けが隠されていることがあるので、水を使えるアイテムを手に入れたら、気になる壁や汚れっぽい箇所には積極的に試してみましょう。
絵の具集めのコツ
物語を進めるうえで欠かせないのが、色とりどりの絵の具集めです。アトリエのあちこちや、作中に登場する絵画の内部を丁寧に探索していくことで、遺作を完成させるために必要な色を少しずつ手に入れていきます。プレイヤーによっては「なかなか色が見つからず、五色程度しか集められない」と感じることもあるようですが、実際にはもう少し多くの色が用意されており、見落としがちな場所に隠れています。同じ場所を一度調べただけで満足せず、視点を変えて何度もクリックしてみたり、既に取得したアイテムを別の場所で試してみたりすることが、見つけていない絵の具を発見する近道になります。また、絵の中に入り込んで探索できる場面では、現実のアトリエとは異なる視点やギミックが用意されていることが多いため、絵の中だからこそ拾えるものがないか意識しておくとよいでしょう。
絵画の完成と4つの分類
集めた絵の具を使って絵を仕上げていくと、その絵は内容によって自動的にタイトルと雰囲気が決まる仕組みになっています。描き込んだモチーフの組み合わせや、明るい色と暗い色のバランスによって、完成した絵画は次の4種類のいずれかに分類されます。ひとつは明るい雰囲気だけで構成された絵、もうひとつは暗い雰囲気だけの絵、そして明るい印象の中にどこか影を感じさせる絵、最後に暗い雰囲気でありながらもわずかな希望を宿した絵です。同じ道具や同じモチーフを使っていても、選ぶ組み合わせ次第で出来上がる絵の表情がまったく変わってくるため、何度か試行錯誤しながら自分の好きな一枚を作り上げていく過程そのものが、このゲームの大きな楽しみのひとつになっています。実際、謎解き自体よりも「どんな絵にしようか」と考える絵作りの時間の方が長くなってしまうプレイヤーも少なくないようです。完成した絵にはそれぞれ専用の後日談が用意されており、どの分類の絵を仕上げたかによって画家のその後の物語や心情が異なる形で描かれます。すべての結末を見るためには、4つの分類の絵を一通り完成させて見比べてみるのがおすすめです。
エンディングを見るためのポイント
物語の最後にたどり着くためには、先に触れた4種類の絵をひととおり揃えることが鍵になります。ひとつの絵を完成させて満足してしまうと本編の核心部分にはたどり着けないため、根気強くアトリエと絵の中を行き来しながら、異なる雰囲気の絵をそれぞれ描き上げていきましょう。すべて揃った段階で物語は最終盤へと進み、幽霊となった画家がどのような答えにたどり着くのかが明らかになります。途中の選択によっては物語の進行状況がリセットされてしまう場面もあるとされているため、大事な分岐だと感じた場面では慎重に選択肢を選ぶこと、そしてこまめにセーブ状況を意識しておくことが安心して進めるコツです。完成させた絵は作品内で保存されるだけでなく、SNSに投稿して共有できる機能も用意されているので、お気に入りの一枚が描けたときはぜひ形に残してみてください。
作品の魅力とおすすめポイント
本作最大の魅力は、なんといっても「自分の手で絵を完成させる」という体験そのものにあります。単に謎を解いて先に進むだけでなく、モチーフの選び方や色の使い方によって絵の印象ががらりと変わるため、同じ場面を繰り返し遊んでも毎回違った結果にたどり着けるのが面白いところです。幽霊となった画家の切ない想いを描くストーリーと、プレイヤー自身の手で紡がれる一枚の絵が重なり合う構成になっており、短いプレイ時間の中にもしっかりとした余韻が残ります。イラストやキャラクターデザインには制作者ならではの独特な世界観が息づいており、一度触れると引き込まれるような雰囲気を持った作品です。ちょっとした空き時間で楽しめるボリュームでありながら、絵作りに没頭すると時間を忘れて何度も試したくなる、そんな中毒性を秘めた探索アドベンチャーといえるでしょう。
まとめ
「ザ・ゴーストペインター」は、幽霊になった画家となってアトリエを探索し、絵の具を集めながら遺作を完成させていく短編アドベンチャーです。ポイント&クリックによる探索と、モチーフを描いてアイテムを得るというユニークな仕組みが組み合わさっており、絵の内容次第で4種類の異なる結末や後日談にたどり着けるのが最大の特徴です。詰まったときは壁の汚れなど見落としやすい部分を調べ直し、絵の具集めでは同じ場所を粘り強く探索してみることが攻略のポイントになります。すべての分類の絵を揃えて物語の最後まで見届けることで、画家が最後に選び取る答えをじっくり味わうことができるはずです。短時間で遊べる作品なので、まだプレイしたことがない人はぜひ一度、このアトリエを訪れてみてください。
ザ・ゴーストペインター攻略|幽霊画家が絵の中を巡る謎解き探索の全貌をまとめました
今回紹介したように、本作は絵の具集めと絵作りを軸にした探索アドベンチャーで、遊ぶたびに違った表情の絵画が生まれる自由度の高さが魅力です。アトリエの隅々まで丁寧に調べる根気と、色の組み合わせを楽しむ気持ちさえあれば、誰でも画家の物語を最後まで見届けることができます。気になった人はこの記事のポイントを参考にしながら、自分だけの一枚を描き上げてみてください。
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