ニュースの要約
- 京都市より「認知症介護基礎研修」の指定を受け、同研修をオンラインで無料提供開始しました。
- 対象は京都市内の2,700以上の介護事業所の職員で、500人以上が登録、100人以上が修了しています。
- 高齢化が進む中、認知症への理解と対応力を備えた人材の育成は喫緊の課題となっています。
概要
株式会社クーリエは、京都市から2025年1月に「認知症介護基礎研修」の指定を受け、同研修をオンラインで無料提供を開始しました。
この研修は、すべての介護現場の職員に対して受講が義務付けられており、各自治体での対応が求められています。クーリエは、京都市の11番目の指定自治体となり、高齢化が進む中で、認知症への理解と対応力を備えた人材の育成に大きく貢献するものとなっています。
本サービスは、京都市内の2,700以上の介護サービス事業所を対象に、eラーニング形式で提供しており、スマートフォンやパソコンからいつでも受講可能です。研修内容は、認知症の基礎知識、接し方、支援のあり方などを網羅的に学べる構成となっており、本来は1人あたり約3,000円の費用がかかる研修を、完全無料で提供しています。
2025年4月末時点で、500人以上の会員登録があり、すでに100人以上が修了しています。
本研修の対象は、京都市内の介護サービス事業所に勤務する、認知症ケアに関する知識を持たない介護未経験者や無資格者を含むすべての職員です。制度上、事業所には該当する職員に受講機会を提供する義務がありますが、本サービスの活用により、効率的かつコストをかけずに制度対応を実現できます。また、修了証明書が発行されるため、事業所のコンプライアンス体制や人材育成の信頼性向上にも寄与します。
京都市での運用成果を踏まえ、今後は他自治体との連携をさらに進め、サービス提供エリアの拡大を予定しています。引き続き介護事業者との連携を強化しながら、認知症ケアの質を高める人材育成支援を進めていく予定です。
編集部の感想
編集部のまとめ
認知症介護基礎研修：京都市より指定を受け、無料提供を開始しました。についてまとめました
今回の発表は、高齢化が進む中で喫緊の課題となっている「認知症介護」の分野において、大変画期的な取り組みだと評価できます。
京都市から指定を受け、2,700以上の介護事業所の職員を対象に、オンラインで無料で提供する研修は、事業所の負担を大幅に軽減でき、認知症ケアの質の向上につながるものと期待されます。
本サービスの提供により、介護職員の方々が効率的かつ無理なく学習を進められる環境が整備されたことは、介護現場の課題解決に大きな前進となるでしょう。
今後、他自治体への展開も期待されており、認知症介護に関する人材育成の全国的なインフラ整備が進むことが望まれます。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000015597.html
