ニュースの要約
- 日本企業の阿部養庵堂薬品が、世界最大級の抗老化技術コンペティション「XPRIZE Healthspan」の準決勝に進出
- NMNを含む独自の処方により、動物実験で筋力・認知・免疫機能の改善を確認
- 2026年の準決勝審査に向けて、大学や研究機関との連携体制を構築中
概要
株式会社阿部養庵堂薬品は、世界最大級の健康長寿コンペティション「XPRIZE Healthspan」において、準決勝進出チームに選出されたことを発表しました。
「XPRIZE Healthspan」は、人の老化に伴う機能低下を科学的に検証し、最低10年の回復(最終的には20年)を達成することを目的としたコンペティションです。世界58か国から600を超えるチームが参加し、筋力・認知機能・免疫機能の加齢による衰えを1年以内に回復させる革新的な治療法や技術の開発に取り組んでいます。
今回の準決勝進出は、民間企業として日本初の快挙であり、阿部養庵堂薬品が進めるNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)研究と、慶應義塾大学と東京理科大学の研究者との共同研究による、科学的根拠に基づいた取り組みが国際的に評価されたことを示しています。
阿部養庵堂薬品は、NMNを含む先進成分と漢方由来成分を組み合わせた新規処方の有効性をマウス実験で確認し、特許申請を行っています。この成果を基に、2026年の準決勝審査に向けてヒト臨床試験のデータ提出を目指しています。
同社は、この取り組みを通じて、NMNの健康寿命延伸への可能性を世界に発信し、「10歳若返り」の実現に貢献することを目指しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
「10歳若返り」で150億円の賞金を目指す:阿部養庵堂薬品が世界最大級の抗老化技術コンペティション「XPRIZE Healthspan」の準決勝進出についてまとめました
株式会社阿部養庵堂薬品が、世界最大規模の健康長寿コンペティション「XPRIZE Healthspan」の準決勝進出を果たしたことは、大変注目に値する出来事といえます。同社は、NMNを含む独自の処方により、動物実験で老化に伴う筋力・認知・免疫機能の改善を確認しています。この成果を基に、2026年の準決勝審査に向けてヒト臨床試験データの提出を目指しています。
この取り組みは、日本企業として初めてのXPRIZE部門への挑戦であり、同社の研究能力の高さと、大学研究者との緊密な連携体制が高く評価されたものと考えられます。「10歳若返り」という野心的な目標を掲げ、150億円の賞金を狙う同社の活動には大きな注目が集まっています。
人類が直面する老化問題の解決に向けて、同社の先進的な取り組みが大きな貢献をするものと期待されます。今後の展開にも注目が集まるところです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000037884.html