ニュースの要約
- 兵庫県が認知症介護基礎研修の指定を受け、株式会社クーリエが無料のオンライン研修を提供開始
- 約6,800の介護事業所が対象で、開始2か月で530人以上が登録し60人以上が修了
- 事業所の課題解決を支援し、認知症ケアの質向上に寄与
概要
高齢社会の進行に伴い、認知症ケアの知識と実践力を持つ介護人材の育成は全国的な課題となっています。
この度、兵庫県が全国で12番目に「認知症介護基礎研修」の実施指定を受けた自治体となり、株式会社クーリエが県から指定を受けて、2025年3月より同県にてオンラインによる研修の提供を開始しました。
本サービスでは、兵庎県内の約6,800の介護事業所を対象に、パソコンやスマートフォンから受講できるeラーニングが提供されています。研修プログラムは、認知症の基礎的な理解、対応の基本、家族や地域との連携方法などを体系的に学べる内容で、従来の対面型や民間講座では受講料が約3,000円かかっていましたが、本サービスでは全て無料となっています。
開始からわずか2か月で530人以上が登録、そのうち60人以上が研修を修了するなど、地域の介護事業所の受講促進に寄与しています。オンラインによるフレキシブルな受講が可能で、事業所における法令遵守の強化や人材育成の質向上にも寄与するものと期待されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
認知症介護基礎研修:兵庫県より指定を受け、無料提供を開始しました。についてまとめました
このたび、株式会社クーリエが兵庫県から指定を受けて開始した「認知症介護基礎研修」は、介護業界にとって大変意義のある取り組みだと思います。
認知症対応力の向上は全国的な課題となっており、本サービスのようなオンラインによる無料研修の提供は、時間や場所に捉われず気軽に学べるため、介護事業所の人材育成にとても有効です。
開始2か月で500名を超える登録者数と60名以上の修了者を達成したことからも、地域のニーズに即したサービスであることが伺えます。
今後も兵庫県内での運用実績を活かしながら、全国の自治体や介護事業者との連携を深め、より多くの介護従事者が質の高い研修を受講できるよう、さらなるサービス提供の拡大が期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000190.000015597.html