ispace EUROPE:ユネスコの言語・文化遺産を月へ輸送

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ニュース

ニュースの要約

  • ispace EUROPEが、ユネスコの言語・文化遺産を月へ輸送する契約を締結
  • Barrelhand社の開発した「Memory Disc V3」を搭載したマイクロローバーを月面に送る
  • 人類の記憶や文化の保存、継承を目的とした取り組み

概要

株式会社ispaceの欧州法人であるispace EUROPEが、米国のBarrelhand社との間で、ユネスコの文化・言語遺産を保存した記憶ディスク「Memory Disc V3」を月面に輸送するペイロードサービス契約を締結したことが発表されました。

「Memory Disc V3」は、直径19mm、厚さ1.2mm、重さわずか1.7グラムという小型の記憶媒体で、ナノフィッシュ技術を用いて約4GB分の情報を超微細に刻んでいます。放射線や極端な温度変化、真空といった過酷な宇宙環境に耐えられるよう設計されており、文字通り現代版のロゼッタストーンと呼べる技術です。

このディスクは、ispace EUROPEが開発するマイクロローバーに搭載され、月の南極・シュレディンガー・クレーターを目指す「APEX 1.0」ランダーから月面に展開される予定です。ユネスコは、先住民族の言語の保護に力を入れており、この取り組みはそれに寄与するものとなっています。

編集部の感想

  • 月に文化・言語遺産を送ることは、人類の歴史を宇宙に残す意義深い取り組みだと思います。
  • ナノテクノロジーを活用した記憶ディスクは、驚くべき小型化と高密度化を実現しており、未来技術を感じさせられます。
  • 先住民族の言語保護に貢献する取り組みは、地球レベルの課題解決にもつながっていて評価できます。

編集部のまとめ

ispace EUROPE:ユネスコの言語・文化遺産を月へ輸送についてまとめました

ispace EUROPEが、ユネスコの言語・文化遺産を月面に送る取り組みを発表したことは、大変意義深いニュースだと思います。現代の象形文字に相当する情報を、重さわずか1.7グラムの小型ディスクに超微細に刻み込むことで、宇宙という過酷な環境でも文化や知識を長期的に保存できるようになりました。これにより、月面探査とともに人類の歴史や遺産を未来に継承していくことが可能になります。

特に、ユネスコが取り組む「国際先住民族言語の10年」への貢献は注目に値します。世界で使用されている推定6,700の言語のうち40%が消滅の危機にあるという問題に対し、この取り組みは先住民族の言語や文化を宇宙という新たなフロンティアで保存していく試みといえるでしょう。宇宙開発と文化の保護が融合した、意義深い取り組みだと評価できます。

これからも、ispace EUROPEが月面への着陸と探査を重ね、人類の歴史や多様性をさらに宇宙に広げていくことを期待しています。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000140640.html

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