ニュースの要約
- 細江英公氏の追悼写真展「写真への愛と尊敬」が開催される
- 東京工芸大学図書館で細江英公氏の貴重書展「ORDEAL BY ROSES」が開催される
- 写真と写真文化に関する歴史的意義のある展示会が行われる
概要
東京工芸大学は、故・細江英公氏の追悼写真展「写真への愛と尊敬」を6月7日までの期間、写大ギャラリーで開催しています。
また、同大学の中野図書館では、6月14日までの期間、「三島由紀夫生誕100周年 細江英公貴重書展『ORDEAL BY ROSES』」を開催し、写真家細江英公氏に関連する貴重書を展示しています。
細江氏は1933年生まれの写真家で、1952年に東京工芸大学(当時は東京写真短期大学)に入学しました。その後、フリーランスの写真家として活動を続け、1960年代から70年代にかけては「おとこと女」や「薔薇刑」など、写真史に名を残す作品を生み出しています。
また、1974年には写真季刊誌「WORK SHOP」の創刊号から最終号まで手がけるなど、写真文化の振興にも尽力しました。写真家としての活動の傍ら、本学の教授としても29年間教鞭をとり、写真教育にも大きな貢献をしています。
今回の展示会では、細江氏の代表作のモノクロ・カラー写真作品や、これまでの活動資料や記念写真などが展示されています。また、貴重書展では、「WORK SHOP」の創刊号から最終号までのほか、「薔薇刑」の新輯版など、氏に関連する貴重な書籍を閲覧することができます。
細江英公氏は、写真家としても教育者としても高い評価を得ており、2010年には文化功労者に選定、2017年には旭日重光章を受章するなど、その功績は多大です。今回の展示会は、氏の生涯にわたる写真への情熱と、写真文化に対する貢献を振り返るまたとないチャンスといえるでしょう。
編集部の感想
編集部のまとめ
写真の日:細江英公氏を追悼し写真展を開催 併せて貴重書を展示についてまとめました
今回の展示会は、写真家・細江英公氏の生涯を振り返る貴重な機会となっています。
細江氏は、1960年代から70年代にかけて撮影した「おとこと女」や「薔薇刑」といった写真作品で知られ、写真史に大きな足跡を残しました。
一方で、写真教育の分野でも重要な役割を果たし、東京工芸大学の教授として29年間指導にあたるなど、写真文化の振興にも尽力してきました。
今回の展示会では、そんな細江氏の多角的な業績を知ることができ、写真愛好家にとっても見逃せないイベントといえるでしょう。
特に、「WORK SHOP」の創刊号から最終号までが一堂に会する機会はめったにないはず。写真の歴史を感じられる貴重な展示会です。
ぜひこの機会に、細江英公氏の生涯と業績を知り、写真の魅力に触れていただきたいと思います。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000074798.html