ニュースの要約
- QPS研究所の小型SAR衛星「ヤマツミ-I」が2025年6月11日(水)に米国Rocket Lab社のElectronロケットにて打ち上げられる予定
- QPS研究所は、高精細な小型SAR衛星の開発に成功し、2028年までに24機、最終的には36機の衛星コンステレーションを構築する計画
- 「ヤマツミ-I」は、QPS-SARプロジェクトの11号機で、日本神話の神様の名称をモチーフにした愛称が付けられている
概要
QPS研究所は、世界トップレベルの小型SAR衛星の開発・運用を行う企業です。
今回の打ち上げは、同社とRocket Lab社との間で締結された衛星8機分の打ち上げ契約の第3回目の打ち上げとなります。
「ヤマツミ-I」は、QPS-SARプロジェクトの11号機で、新たな傾斜軌道に投入されるため、日本の国土の3/4を占める山地を守護する神様「ヤマツミ」の名称が付けられました。
QPS研究所は、小型衛星でありながら大型の展開式アンテナを開発し、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストで高精細な画像取得が可能な「QPS-SAR」を実現しました。
同社は2028年5月末までに24機、最終的には36機の衛星コンステレーションの構築を目指しており、10分毎の準リアルタイムでの観測データ提供サービスの提供を計画しています。
編集部の感想
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小型の衛星でありながら高精細な画像を取得できるQPS-SARの技術は非常に興味深いです。
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2028年までにコンステレーション化を目指す野心的な計画に期待が高まります。
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日本神話のモチーフを使った愛称や象徴的なマークデザインも印象的です。
編集部のまとめ
QPS研究所小型SAR衛星「ヤマツミ-I」:米国Rocket Lab社 Electronロケットにて6月11日(水)に打上げ予定についてまとめました
QPS研究所が開発する小型SAR衛星「QPS-SAR」は、従来のSAR衛星と比べて非常に小型・軽量ながら高精細な画像取得が可能な技術を持っています。
今回打ち上げが予定されている「ヤマツミ-I」は、同社の11号機にあたり、新たな傾斜軌道に投入されるため、日本神話の山の神「ヤマツミ」の名称が付けられました。
QPS研究所は最終的に36機の衛星コンステレーションの構築を目指しており、10分毎の準リアルタイムでの観測データ提供サービスの実現を計画しています。
同社の小型SAR衛星技術の発展と、野心的な事業展開に大いに期待が高まります。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000049970.html