ニュースの要約
- 90年代から障害のある人のアート活動を30年間牽引してきた自閉症のアーティスト二人の展覧会が開催される
- 障害のある人の代表作品300点、同時に活躍した友人アーティストの作品100点もあわせて展示される
- アート作品の製作や企業とのコラボを行う障害者支援施設「嬉々!!CREATIVE」の取り組みが紹介される
概要
この度、1990年代から障害のある人たちのアート活動を牽引し続けてきた自閉症のアーティスト、川村紀子と伊賀高史の2人展が、嬉々!!CREATIVEギャラリーで開催されます。
両者は1990年代初期から制作活動を続けてきた先駆的存在で、その軌跡を紹介する本展では、彼らの代表作300点が一堂に会します。また、同時期に活躍していた画家の狼健一郎と福井康仁をスペシャルゲストとして迎え、計400点近い作品が並びます。
1990年代、いわゆる「障がい者アート」という分野が一般に浸透する前から活動を続けてきた二人の画風は印象的で、川村の「ひと」「動物」のリアリスティックな表現、伊賀の「ねこ」の連作は特に知られています。
本展は、2022年に設立された障害者支援施設「嬉々!!CREATIVE」の取り組みの一環として開催されるもので、アーティストの活動を通じ、誰もが創造的に働くことのできる社会の実現を目指しています。作品はパッケージデザインなどとして企業とのコラボにも活かされており、Artisanシリーズのチョコレートやコーヒーなども好評発売中です。
編集部の感想
編集部のまとめ
嬉々!!CREATIVE:90年代から障害のある人のアート活動を30年間牽引して来た自閉症のアーティスト二人展、嬉々!!CREATIVEギャラリーで遂に開催!!についてまとめました
本展は、1990年代初期からアート活動を続けてきた自閉症のアーティスト、川村紀子と伊賀高史の軌跡を辿る展覧会です。両者の代表作300点が一堂に会し、さらに同時期に活躍した仲間アーティストの作品も含めて計400点近くもの作品が展示されるという圧倒的な内容です。
障害のある人のアート活動は近年注目を集めていますが、この二人は1990年代という非常に早い時期から活動を続けてきた先駆者ともいえます。当時の先見性と、途切れることなく活動を続けた彼らの情熱と実績は高く評価されるべきですね。
本展は、2022年に設立された障害者支援施設「嬉々!!CREATIVE」の取り組みの一環として開催されるものです。ここでは障害のあるアーティストの作品が製品化されるなど、アートを通じて社会参加を後押ししています。アーティストの方々の活躍を後押しする仕組みづくりは、アートの可能性を広げるうえでも大変重要です。
障害のある人々の才能を引き出し、それを社会に発信していく取り組みは、私たちにとっても大きな刺激となります。本展を通して、その可能性を垣間見ることができるでしょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000125618.html