ニュースの要約
- 基盤モデル不使用のオプトイン画像生成AI「Mitsua Likes」を公開
- 学習データの権利的問題をクリアした生成AIとして、米国の非営利団体「Fairly Trained」から認定を日本初取得
- 新たな学習画像の募集を2025年1月から再スタート
概要
株式会社アブストラクトエンジンは、画像生成系AI VTuber「絵藍ミツア」のプロジェクトにおいて、既存の基盤モデル等を一切使用せず、権利的にクリアなデータのみを学習したオプトイン画像生成AI「Mitsua Likes」を公開しました。
Mitsua Likesは、2024年12月、米国の非営利団体Fairly Trainedによって、学習データに対して公平なアプローチをとり、基盤モデルの段階から著作権保護期間にある著作物を許諾を得ずに学習していない生成AIモデルとして認定されました。これは日本の企業初、また、現状、画像生成AIとして唯一の認定モデルとなります。
今回のリニューアルを経て、初めてコラボキャラの画像生成が公開モデルで可能になりました。また、2025年1月から新たな学習画像の募集を再スタートします。誰でも「絵の先生」になれるというコンセプトの下、参加者から提供された画像や3Dモデル、ポーズなどを学習し、「みんなでつくるアート」をテーマに活動しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
「Mitsua Likes」:基盤モデル不使用のオプトイン画像生成AI、Fairly Trained認定を日本初取得についてまとめました
今回の「Mitsua Likes」の公開は、画像生成AIにおける重要な一歩だと言えるでしょう。既存の基盤モデルを一切使用せず、完全オリジナルモデルを開発したことで、学習データの権利的な問題がクリアされています。また、米国のFairly Trained認定を取得したことで、倫理的な面でも高い評価を得ている点は注目に値します。
さらに、人気キャラクターとのコラボレーションや、誰もが「絵の先生」として参加できるコンセプトは、従来のAI画像生成とは一線を画するものと言えるでしょう。透明性の高い学習データの提供や、クレジット表示の義務化など、倫理的な課題にも真摯に取り組む姿勢が評価できます。
今後、「Mitsua Likes」がさらに発展し、AIと人間が協調しながら新しい表現を切り開いていくことを期待しましょう。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000015546.html