『倭寇 中華を揺さぶる「海賊」の正体』:中国史の見え方が大きく変わる、岡本史学の決定版がついに発売

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ニュースの要約

  • 中国史の第一人者・岡本隆司教授が、これまで見落とされてきた「倭寇」の存在に着目し、その歴史的影響力を描き出す新著が発売。
  • 「倭寇」は中世から現代まで、中国の歴史を様々な形で揺さぶり続けてきた存在であり、孫文や蔣介石、毛沢東といった近代中国の重要人物も「倭寇」と同様の構造を持っていたと指摘。
  • 「倭寇史観」と呼ぶべき新視点から、東アジア600年の長期的な構造をとらえなおすことで、中国の現状や香港・台湾問題など、これまでにない理解が得られるという。

概要

本書の著者である早稲田大学教授の岡本隆司氏は、従来の歴史観を一新する「倭寇史観」を提示している。

過去の歴史では、「倭寇」は14世紀後半に出現し、日本の鎖国体制が完成する17世紀に消滅したと説明されてきた。しかし、岡本氏は「倭寇」は実は日本人主体ではなく、むしろ中国人が主体であったことを明らかにする。そして、鎖国後も「海賊」たちは次々と登場し、中国の歴史を揺さぶり続けてきたとの見方を示す。

例えば、革命家として知られる孫文や蔣介石、毛沢東といった近代中国の重要人物も、「倭寇」と同じような構造を持った勢力であったという。また、香港や台湾の問題、さらには最近増加している東京への中国系移住者の動向も、「倭寇」という歴史観から非常に理解しやすいと指摘する。

「倭寇」とは中国そのものだと言えるほど、その歴史的影響力は大きいと結論づける岡本氏の「倭寇史観」は、中国史研究に新たな地平を切り開くものといえるだろう。

編集部の感想

    「倭寇」という視点から中国の歴史を捉え直すというのは、まさに教科書では学べない新しい歴史の見方だと感じました。
    孫文や蔣介石、毛沢東といった重要人物も「倭寇」と同じ構造を持っていたとは、驚きの指摘ですね。これまでの理解が一変しそうです。
    現代の香港・台湾問題や中国人の動向にも「倭寇」が影響しているという点は、非常に興味深いです。新しい歴史認識に基づいて、今後の東アジア情勢を分析できそうです。

編集部のまとめ

『倭寇 中華を揺さぶる「海賊」の正体』:中国史の見え方が大きく変わる、岡本史学の決定版がついに発売についてまとめました

本書は、中国史の第一人者である岡本隆司教授が、従来の歴史観を覆す「倭寇史観」を提示した意欲作です。「倭寇」は中世から現代に至るまで、中国の歴史に大きな影響を与え続けてきた存在であり、孫文や蔣介石、毛沢東といった近代中国の重要人物もその構造を受け継いでいたと指摘されています。

また、香港や台湾、さらには中国人の東京移住といった現代の問題についても、「倭寇」という歴史観から新たな理解が得られるとしています。これまでにない斬新な視点から、東アジア600年の歴史を描き出す本書は、中国史研究に革新をもたらすことでしょう。

岡本氏の「倭寇史観」は、確固たる学術的根拠に基づきながらも、一般読者にも大変わかりやすく丁寧に解説されています。中国の歴史や現状を深く理解したい方、さらには東アジアの情勢に関心がある方に、ぜひ一読をおすすめしたい一冊といえます。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001915.000047877.html

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