ニュースの要約
- デジタルハーツが独自開発の「ELLA」というゲーム特化型AI翻訳エンジンの新言語版を発表
- ELLAは、キャラクターの性格や感情を反映した自動翻訳を実現
- 多言語化の開発期間と費用を大幅に削減できる
概要
株式会社デジタルハーツは、自社開発のゲーム特化型AI翻訳エンジン「ELLA」において、英語版に加えて、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語の3言語版を新たに提供開始することを発表しました。
「ELLA」は、デジタルハーツとAI開発の株式会社ロゼッタが共同開発したものです。これまでの機械翻訳では困難だった、キャラクターの性格や感情を反映したリアルな表現の自動翻訳を実現しています。
近年、ゲーム市場は世界規模で急速に拡大し、グローバル展開が不可欠になっています。そのためには、品質を維持しつつ、短納期・低コストで多言語化を行うことが求められます。「ELLA」の活用により、開発期間を最大75%短縮でき、コストも大幅に抑えられるとのことです。
また、「ELLA」は、キャラクターのパーソナリティを設定するだけで、そのキャラクターになりきった翻訳文を自動生成することができます。さらに、相手との関係性に応じて翻訳口調を変化させることも可能です。このように、「エンターテインメント品質」と「開発スピード」を両立する革新的なサービスを提供するとしています。
編集部の感想
編集部のまとめ
ELLA:デジタルハーツ、独自のゲーム特化型AI翻訳エンジン「ELLA」アジア言語版(簡/繁/韓)を活用した翻訳サービスの提供を発表についてまとめました
今回のデジタルハーツによるELLAの新言語版の提供は、ゲーム業界におけるグローバル化への大きな一歩だと言えるでしょう。これまでの機械翻訳では困難だった、キャラクターの性格や感情を反映した自然な翻訳を実現したELLAは、ローカライズ作業の高速化と品質向上を両立する革新的なサービスだと評価できます。
ゲームのグローバル展開において、短納期・低コストでの多言語化は大きな課題でしたが、ELLAを活用することで、より効率的な開発が可能になるでしょう。ユーザーにとっても、ゲームの世界観をより忠実に感じられるようになり、よりいっそうのエンターテインメント性の向上が期待できます。
今後、ELLAがさらなる言語対応の拡充を行い、ゲーム業界のグローバル化を加速させていくことが期待されます。デジタルハーツのこの取り組みは、ゲームローカライズの未来を大きく変えるものになるかもしれません。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000076535.html