ニュースの要約
- マイナンバーカードと運転免許証が一体化する「マイナ免許証」が2025年3月24日から運用開始へ
- マイナ免許証に関する意識調査を行ったところ、約45%の人が一体化に反対との結果に
- マイナ免許証の基礎知識について正答率が低く、多くの人が十分な知識を持っていないことが明らかに
概要
2025年3月24日からマイナンバーカードと運転免許証が一体化する「マイナ免許証」の運用が開始されます。
ノートンが20代から70代の日本人1,200人を対象に実施した調査によると、現在9割を超える人が身分証明書として運転免許証を使用しており、マイナンバーカードとの一体化を予定している人は約20%いることが分かりました。
一方で、マイナンバーカードと運転免許証の一体化に対して、約45%の人が反対と回答しています。反対の理由としては、「情報漏洩や不正アクセスのリスク」「両方の更新に手間がかかる」「システム障害が起こった際に機能が失われる懸念」「セキュリティ対策への不安」などがあげられました。
また、一体化により利便性が向上する一方で、正しい使い方を知らないことによるリスクも大きくなる可能性があります。例えば、マイナンバーカードを財布に入れて持ち歩いている人が約6割に上るなど、身分証の管理に課題がある状況も明らかになりました。
さらに、「マイナ免許証の開始日」を正しく答えられた人は20人に1人程度しかおらず、基礎知識の理解度が低いことが指摘されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
マイナ免許証:3月24日 マイナンバーカードと運転免許証が一体化「マイナ免許証」運用開始へ マイナ免許証に関する知識と実態調査についてまとめました
今回のニュースでは、2025年3月24日からマイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」の運用開始が明らかになりました。
調査結果によると、現状の身分証として運転免許証を使用する人が9割を超える一方で、マイナ免許証への移行を予定している人は約20%にとどまっています。また、約45%の人がマイナ免許証への一体化に反対の意向を示しており、情報漏洩やセキュリティリスクへの不安が大きいことがわかりました。
さらに、マイナ免許証の基礎知識について正答率が低く、多くの人が十分な理解を得られていないことも問題点として浮き彫りになりました。
マイナ免許証は、利便性の向上や行政手続きの効率化などのメリットがありますが、一方でセキュリティ面での懸念もあり、ユーザーの理解と安心感の醸成が不可欠だと言えるでしょう。
行政や企業は、マイナ免許証の導入にあたって、利用者への丁寧な情報提供とセキュリティ対策の強化に取り組むことが重要だと考えられます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000069936.html