ニュースの要約
- スタートアップ経営者の67.9%が1年以内にメンタルヘルスの問題を感じていた
- 女性経営者の80%以上がメンタルヘルスの問題を感じていた
- 30代以下の経営者は財務課題と人間関係のストレスが大きい
概要
株式会社Awarefy(アウェアファイ)は、2025年2月にスタートアップ経営者のメンタルヘルス環境に関するアンケート結果を発表しました。
本アンケートは、20代から50代のスタートアップ経営に関わる81名の方にご回答いただいたものです。調査の結果、全体の67.9%もの経営者が直近1年以内にメンタルヘルスの問題を感じていたことが明らかになりました。特に女性経営者では80%以上がメンタルヘルスの問題を感じています。
年代別に見ると、年齢が上がるにつれてメンタルヘルスの問題を感じる割合が下がっており、20代と50代では50ポイント以上の差がありました。このことから、特に若年層の女性経営者がメンタルヘルスの深刻な課題を抱えるリスクが高いことが示唆されています。
また、経営者が「メンタルヘルスの問題」に影響を受けているのは、資金繰りや業績、将来の見通しといった財務的な課題に加えて、「社内の人間関係・メンバーの育成」についても多くの課題を感じていることが明らかになりました。一方で、「短期間でも仕事を休みたい、やめたい」と回答した人も43名にも及ぶなど、経営者個人のメンタルヘルスも深刻な状況にあるといえます。
この結果を受けて、アウェアファイでは投資家が経営者のメンタルヘルス状態にも注目し、小さな変化に気づけるよう支援することの重要性を指摘しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
アウェアファイ:スタートアップ経営者とメンタルヘルスに関するレポートの第二弾を発表についてまとめました
今回のアンケート結果から、スタートアップ経営者のメンタルヘルス不調が深刻な問題となっていることが明らかになりました。特に若手女性経営者の8割以上がメンタルヘルスの課題を抱えており、社内人間関係やチームマネジメントにも大きなストレスを感じていることがわかりました。
スタートアップ経営者にとっては、自身のメンタルヘルスケアはもちろん、社内のメンバーのサポートも重要な課題となっています。アウェアファイは、投資家がこうした経営者の小さな変化に気づき、適切なサポートを行うことの重要性を指摘しており、メンタルヘルス支援の充実がスタートアップ業界の健全な発展につながると提言しています。
今後、スタートアップ経営者に対する包括的な支援策の検討が必要になってくるでしょう。アウェアファイは今回の調査結果をもとに、より良いメンタルヘルス環境の実現に向けて、さらなる取り組みを進めていくことが期待されます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000057374.html