ニュースの要約
- 江戸切子の新作展を4月4日から6日まで東急プラザ銀座で開催
- 女性職人による出品が過去最多の9点と、若手・女性職人の活躍が広がっている
- 正規品の伝統工芸品江戸切子の魅力を広く発信し、ブランドイメージの向上を図る
概要
江戸切子協同組合は、第37回江戸切子新作展を4月4日(金)から6日(日)の3日間、東急プラザ銀座3階特設会場で開催します。
江戸切子は、江戸時代後期の始まりから190周年を迎えた日本の伝統工芸品です。新作展は、職人たちが日頃の研鑽の成果を作品として発表し、技と美を競い合う年に一度の晴れ舞台です。1989年(平成元年)から開催され、今回は新作24点が出品されます。このうち9点が女性の職人による作品です。近年、江戸切子の世界では若手・女性の職人も増加し、表現や発信の多様化と活動が広がっています。
会場の東急プラザ銀座は、「江戸切子」をモチーフとした”「光の器」をコンセプト”の建築です。会期中は、職人指導による切子体験やベテラン工芸士による作品解説のギャラリートークなど、江戸切子の魅力を深く体験できる企画も行われます。
一方で、近年、海外産の偽装品や模倣品が市場に出回る等の課題に直面しています。当組合は、登録商標である「江戸切子」等を活用し、模倣品や不正競争行為に対して関係行政機関・諸団体と連携し、対策に取り組んでいます。本展は、正規品の伝統工芸品江戸切子の魅力と、日々ものづくりに取り組む職人の思いを伝えます。ブランド価値をさらに高め、海外向けの販路やデザイン・コンテンツ産業とのコラボレーションといった近年広がっている展開にも寄与するべく、魅力を広く発信し、ブランドイメージ向上を図ってまいります。
編集部の感想
編集部のまとめ
江戸切子:若手・女性職人増の伝統工芸品江戸切子。作り手の登竜門「新作展」。作品披露と一大販売会を4月4日(金)から東急プラザ銀座で開催。についてまとめました
この新作展は、江戸切子を代表する伝統工芸品の祭典といえるでしょう。190年の歴史を持つ江戸切子の魅力が、若手や女性の職人たちによって新たな表現で発信されることは、業界にとって非常に大きな転換点といえます。
単なる展示会にとどまらず、来場者が実際に体験できるワークショップやギャラリートークなどのイベントも充実しており、江戸切子への理解を深める良い機会となりそうです。
一方で、海外からの模倣品問題にも取り組んでおり、正規品の価値を高めていこうとする姿勢も評価できます。伝統工芸品の魅力を広く発信し、次世代につなげていくことが重要だと感じました。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000123325.html