ニュースの要約
- 全国の空き家オーナーを対象に、空き家の残置物処理に関する費用や法的責任への認知度を調査
- 全体の8割が具体的な残置物処理の対応方法を把握していないことが明らかに
- 空き家の売却や賃貸の際の大きな障壁となっていることが浮き彫りに
概要
株式会社ポルティは、全国の空き家オーナー（または相続予定の方）200名を対象に、空き家の残置物処理に伴う費用相場や法的責任についてどの程度認知しているかを調査しました。
その結果、「知っている」と回答したのは20.0％のみで、多くの所有者が残置物処理の具体的なプロセスやコスト、責任範囲を知らない状況が浮き彫りとなりました。
残置物処理には業者への委託費用や廃棄物処理法上のルールなどが関わるものの、知らずに不適切な処理をするとトラブルにつながる可能性があります。また、売却を検討する際に、思わぬ残置物処理コストが発生することで最終的な手取りが大きく減るケースもあり、事前の見積もりや計画が重要だと指摘されています。
長年放置されてきた空き家ほど残置物が山積みで、通常の引越し処理とは比べ物にならない負担となる場合が多く、家主側が撤去・処分する義務があることを知らずに、買主や借主とのトラブルを招く恐れがあると考察されています。
編集部の感想
編集部のまとめ
ポルティ：空き家残置物処理の費用・責任に関する認知度を調査についてまとめました
今回のポルティによる調査結果からは、空き家の残置物処理に関する費用や法的責任に関する認知度が非常に低いことが明らかになりました。
空き家の売却や賃貸を検討する際、思わぬ残置物処理コストがかかることで売却価格の減少につながるなど、大きな障壁となっていることが分かります。また、家主側が撤去・処分する義務があるにもかかわらず、そのことを知らずにトラブルに巻き込まれるリスクもあるようです。
長年放置された空き家では特に残置物が大量に残っていることが多く、通常の引越し処理とは比べ物にならないほどの処理負担がかかるため、適切な業者に依頼するなど、計画的な対策が重要だと言えそうです。
空き家の有効活用を進めるうえで、このような残置物処理の問題は大きな課題となっています。ポルティでは、オーナーが安心して次のステップに進めるよう、残置物処理に関する情報提供を強化していくとのことです。空き家の問題に悩む人にとって心強い取り組みだと感じました。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000093993.html
