ニュースの要約
- Flora株式会社が、経済産業省の補助金に採択され、日本型健康経営モデルのインド展開に向けた調査を開始
- インドでの生活習慣病の増加や医療費負担の拡大を背景に、企業の健康経営への関心が高まっている
- 日本のノウハウを活かしつつ、インドの地域特性に合わせたサービスの展開を目指す
概要
Flora株式会社は、経済産業省が実施する令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金（我が国企業によるインフラ海外展開促進調査）」に間接補助事業者として採択されました。
Floraは「『日本型健康経営』モデル輸出に関する調査事業」を通じて、インドにおける日本型健康経営モデルの導入可能性を調査し、同国での展開を目指します。
インドでは、生活習慣病の増加や医療費負担の拡大に伴い、特に中規模以上の企業で医療保険導入が進み、従業員の健康や福利厚生への関心が高まっています。また、女性の社会進出が加速する中、女性の健康による経済損失額はインド全体で約14兆円にのぼると推計され、女性特有の健康支援も重要な社会課題となっています。
一方で、インドには日本のような「健康経営」の制度や政府主導の取り組みはまだ存在しておらず、その概念自体が十分に浸透していないのが現状です。しかし、企業の生産性向上や人材確保の観点から、日本型健康経営モデルへの潜在的ニーズは高まりつつあります。
Floraはこうした背景を踏まえ、インドの企業や政府機関との連携を通じて、現地の健康課題に即した施策の検討・実証を行い、日本発の健康経営モデルの国際展開を目指します。
Floraは、働く女性の健康を支援する法人向けフェムテックサービス「Wellflow」を通じて、日本国内で70社以上に健康経営支援を提供してきました。これまでの実績を活かして、資本業務提携先の豊田通商グループをはじめとする現地パートナー企業や政府機関と連携し、2025年4月より本事業を進めていきます。
編集部の感想
編集部のまとめ
健康経営の日本モデル、インドへ：Flora株式会社、経済産業省補助金に採択 日本型健康経営モデルのインド展開に向けた調査を開始についてまとめました
Flora株式会社が、経済産業省の補助金を活用してインドでの日本型健康経営モデルの展開に向けた調査を開始することは大変注目に値する取り組みです。
インドでは生活習慣病の増加や医療費負担の拡大などを背景に、企業の健康経営への関心が高まっているものの、まだ十分に浸透していない状況です。そのため、健康経営の先進国である日本のノウハウを活かしつつ、インドの地域特性に合わせたサービスの展開を目指すFroraの取り組みは、両国の企業と従業員の健康維持・増進に大きな効果が期待できるでしょう。
特に、女性の健康課題に強みを持つFroraの取り組みは、インドの働く女性の支援につながると考えられます。企業と地域が協力し、健康経営の新たな姿を世界に発信できることを期待したいと思います。
参照元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000072971.html
