ニュースの要約
- 四国水族館で、岩礁に生える海藻のワカメの展示を開始
- ワカメの生息環境を水槽で再現し、長期飼育を目指す
- 藻場を増やすことで豊かな海を作る大切さを伝えたい
概要
四国水族館(香川県)は、児島漁業協同組合より海藻のナルトワカメを搬入し、本館棟1階の瀬戸内ゾーンで展示を開始しました。
水族館では、魚類だけでなく海藻にも興味を持ってもらうことを目的として、ワカメの展示を行っています。ワカメの生息する環境を水槽の中で再現し、長期飼育を目指しているとのことです。
ワカメは日本各地に分布する一年性の海藻で、冬から春にかけて繁茂します。成長したワカメの根元には胞子葉(めかぶ)ができ、そこから配偶子が放出され海底に着底し、夏を越して秋ごろに卵と精子を作り受精、発芽して新しいワカメが育つという生態を持っています。
自然界では、適切な餌や光、酸素や二酸化炭素の溶存量など、海藻や魚類の繁殖に適した条件があることで、豊かな海が作られています。水族館では、このような藻場を増やすことの大切さを伝えたいと考えているようです。
ワカメの展示は2023年3月28日から5月中旬頃まで行われる予定で、本館棟1階の瀬戸内ゾーンにて見学することができます。
四国水族館は、2020年にオープンした新しい水族館で、四国の文化や暮らしとともにある環境を水槽内で表現しています。営業時間は通常9時から18時まで、ゴールデンウィークは21時まで延長されます。
編集部の感想
編集部のまとめ
四国水族館:ワカメの展示を開始についてまとめました
四国水族館は、魚類だけでなく海藻にも注目し、ワカメの展示を開始しました。ワカメの生息環境を水槽で再現し、長期飼育を目指しているのは興味深い取り組みです。
ワカメの生態についての詳しい解説も、来館者の関心を引きそうです。海藻を増やすことで豊かな海が作られるという仕組みを伝えていくことは、次世代の地球環境を考える上で重要だと思います。
四国水族館は2020年にオープンした新しい施設ですが、海の生態系を丁寧に紹介していく姿勢が感じられます。今後の活動にも大いに期待が高まりそうです。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000098767.html