ニュースの要約
- JASRACが信州大学社会基盤研究所に「JASRAC寄付講座 『AIと知財法務に関する総合コース』」を開講しました。
- 講座では、AI成果物の法的扱いや知財戦略について学習します。また、企業訪問や講演などによる知財法務の実習も行います。
- JASRACは今後も教育・研究支援を通じて音楽文化の発展に寄与していく方針です。
概要
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、4月11日に信州大学社会基盤研究所において「JASRAC寄付講座 『AIと知財法務に関する総合コース』」を開講しました。
本講座は2つのテーマで構成されています。前期は「AIと知的財産法」をテーマに、AI成果物の法的取り扱いを学びます。後期は「知財戦略」をテーマに、ビジネスの実情や現場の実務を踏まえ、最先端の知財戦略を立案する方法を学びます。さらに通年で「知財法務実習」を行い、企業訪問や講演、インタビューなどを通じた実践的な学習も行います。
JASRACは教育・研究への支援を通じて、音楽文化の発展に寄与する取り組みを進めていく方針です。同講座では、著作権に関する法律や制度、JASRACの管理事業についての理解を深め、文化芸術および著作権が尊重される社会の実現につながる人材の育成を目指しています。
編集部の感想
編集部のまとめ
JASRAC:信州大学社会基盤研究所にてJASRAC寄付講座「JASRACキャンパス」を開講についてまとめました
今回のJASRACによる「JASRAC寄付講座」の開講は、音楽著作権業界が抱える最新の課題に取り組む機会を、大学生に提供するものです。AIやデジタル化の進展により、音楽の利用形態や著作権処理も複雑化してきています。そうした中で、JASRACは信州大学との連携により、実践的な教育プログラムを構築し、将来の音楽産業を担う人材の育成を目指しています。
特に注目なのは、前期の「AIと知的財産法」と後期の「知財戦略」という2つのテーマが設定されていることです。AI技術の発展に伴い、その成果物の法的な扱いをはじめ、ビジネス上の知財戦略の立案など、多岐にわたる課題に取り組む内容となっています。さらに通年で行われる知財法務の実習を通じ、現場感覚を養うことができるのも特徴的です。
JASRACの取り組みは、音楽文化の継承と発展を目指す姿勢が感じられます。教育機関との連携により、次世代の人材育成に貢献しようとしているのは高く評価できるでしょう。この講座を通じて、音楽業界の未来を担う人材が育っていくことを期待しています。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000071197.html