ニュースの要約
- 6月19日にオランダで世界初演される、日蘭尼のクリエイターが集結したミュージック・シアター「おてんば」が登場
- コルネリア・ファン・ナイエンローデとキラナ・ディアの対話を通して、植民地主義やジェンダー、アイデンティティなどの社会テーマを深く掘り下げた新作
- 世界的な才能が集結した豪華なキャスト・クリエイティブチームによって創造された革新的な作品
概要
本作は、17世紀に平戸に実在した日本とオランダの混血女性、コルネリア・ファン・ナイエンローデと架空の現代インドネシア人女性、キラナ・ディアの物語を、時間と空間を超えて交錯させながら描く、日蘭尼合作の新作ミュージック・シアターです。
コルネリアは女性が自分の財産を管理することも、離婚を申し出ることも許されなかった時代に、世界で初めて女性として裁判で戦った人物として知られています。一方のキラナは、現代を生きるインドネシア人女性を代表するキャラクターです。二人の対話を通して、植民地主義、ジェンダー、アイデンティティといった現代社会においても普遍的なテーマが深く掘り下げられています。
本作品の制作は、オランダの重要アーティストであるヤン・ファン・デン・ベルグが演出・総合監督を務め、望月京作曲、ジャニン・ブロフト脚本、青木涼子、ベルナデッタ・アスターリ、ミヒャエル・ヴィルメリングといった世界的に活躍するクリエイターが集結しています。伝統芸能である能と、クラシック音楽、映像など多様な表現方法が融合した革新的な作品となっています。
編集部の感想
編集部のまとめ
ミュージック・シアター「おてんば」:6月19日世界初演! by カイリンアート/AirArtCommunityについてまとめました
今回ご紹介した「ミュージック・シアター『おてんば』」は、17世紀の日蘭混血女性コルネリア・ファン・ナイエンローデと現代のインドネシア人女性キラナ・ディアの対話を通して、植民地主義やジェンダー、アイデンティティといった普遍的なテーマを深く掘り下げた革新的な作品です。
クリエイティブチームには、オランダの重要アーティストであるヤン・ファン・デン・ベルグに加え、望月京作曲、ジャニン・ブロフト脚本などの世界的な才能が集結しており、伝統芸能である能と西洋クラシックの融合など、ジャンルを超えた表現の試みも注目されます。
6月19日にオランダのホランド・フェスティバルにて行われる世界初演を経て、ぜひ日本での公演実現にも期待が高まります。先進的なメッセージ性と芸術性を併せ持つ本作品に、大きな注目が集まるものと思われます。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000146376.html